【出るかモンスタークラス!?】真夜中の格闘! 下田市須崎の沖磯
静岡県・伊豆半島では、例年5月中旬から9月中旬まで磯での夜釣りが可能になり、地元の渡船店も夜釣りの渡船を開始しているが、梅雨明け前の6月下旬、磯釣りクラブメンバーで下田市の須崎へと出掛けた。前日に関東地方に大雨をもたらせた梅雨前線の影響によりウネリが残り、爪木島までの磯は使うことができないため、船は外浦方面へと舵を切る。この日は先約のお客さんが多かったこともあり、夜釣りでは初となる「輪島」が今回のステージとなった。 【写真】50cmクラス!大サバの炙り
明るいうちは思い思いに釣りを展開するも…
所属する磯釣りクラブ「湘南爆釣族 まるやま倶楽部」メンバーの杉崎さんと竹中さんと共に下田市の須崎へ出かけた。当日はウネリが残り、爪木島までの磯は使うことができなかったため、夜釣りでは初めての磯となる「輪島」へ渡してもらった。この島は南北に細長く島の中央部は断崖絶壁になっているため、南北それぞれの先端側が釣り座となる。私は船着け場、杉崎さんは私の左隣、竹中さんは北側の先端という位置づけで準備を進めていく。 須崎の夜釣りは14時30分に出港する。そのため、夜釣り開始の19時までに十分な時間があったので、明るいうちは青物やアオリイカを狙ってみることにした。杉崎さんはフカセ釣り、竹中さんはルアー釣りと思い思いの釣り方で〝エサとなる小魚〟を調達していく。まずはサビキ釣りで狙ってみると、一投一尾のペースでスズメダイが釣れてくる。本命は豆アジや小サバであるが、前日の大雨による濁りや塩分濃度の影響なのか、スズメダイ以外の小魚が全く見えなかった。30分経過したところで十分な数を確保できたので、私は〝泳がせ釣り〟に挑戦してみた。個人的には初めての釣りなので要領が良く分からないが、元気な魚の方がアピールできるであろうとこまめにエサを取り換えた。…のだが、結局最後まで何も起こることはなかった。 隣の杉崎さんはエサ取りに大苦戦していたが、釣り開始から2時間後に超遠投釣法でようやく魚を掛けた。竿は大きく曲がっている。「ゴンゴンゴン」と竿を叩くような引きと共に上がってきたのは、サンノジであった。その後も何度か魚を掛けるも、釣れてくるのはサンノジばかりであった。 一方、外浦港方面に狙いを定めてメタルジグを投げていた竹中さんの竿にも強烈なアタリがあった。海底が砂地であり、竿に伝わる感触からヒラメではないかと期待をしていたが、なんとやり取りの途中で痛恨のバラシ!ジグには歯形が残っており、非常に悔しい結果となってしまった。