米大統領選は高齢対決の再来か?体調不安のバイデン、刑事訴追のトランプ弱み抱える両氏 選挙まで1年、第3の候補やAIの脅威に注目【共同通信特派員座談会】
―最後にずばり、トランプ氏とバイデン氏の再対決になった場合はどちらが有利か。 高木 選挙戦の先はまだ長くて見通せないが、注目する必要があるのは日本人のなじみが深い人口の多い東部ニューヨーク州や西部カリフォルニア州ではない。多くの州は民主党寄りか共和党寄りという色が既に決まっていて、結果が動くことはない。一部の接戦州の勝敗が大統領選全体の結果を左右する。 具体的には、両党の力が拮抗しつつある東部ペンシルベニア、中西部ミシガン、ウィスコンシン、南部ジョージア、西部アリゾナ、ネバダの有権者の選択が次の大統領を決めることになる。再対決を想定した世論調査ではトランプ氏がわずかに上回っているとの結果も出ているが、いずれも僅差でどちらに転んでもおかしくない。