【Juju(野田樹潤)ブログ】第111話:満足な締めくくりとなった最終戦。でも来季は?
はじまりの地、鈴鹿で迎えた最終戦
みなさんこんにちは、Juju(野田樹潤)です。 少し時間が経ってしまい、もうSFgoアワードのドライバー部門獲得! というニュースも流れていますが(ありがとうございます!)、それは次回のレポートで触れることにして、ここでは11月9~10日に鈴鹿サーキットで開催された2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の第8戦と最終戦となる9戦の模様を振り返ろうと思います。 Juju(野田樹潤)ってどんな人? 最近の写真をみる【スーパーフォーミュラ 第8、9戦SUZUKA 現場より】
そうです。いよいよ最終戦です! 振り返ってみれば、昨年12月6~8日に鈴鹿サーキットで開催されたSFのテスト走行が、私の日本での本格的なレースキャリアのはじまりでした。あれから1年ぶりに鈴鹿に返ってきたことになります。あのときは何もかも初めてづくしでしたが、今回は違います。ベースとなるセッティングもあるし、開幕戦の時と比べてライン取りも全然違っています!
ただ今回の週末で残念だったのは体調が悪かったこと。練習走行は無難にまとめることができましたが、あと一歩タイムを詰めていくところまではできませんでした。
土曜日の午前中に行われた第8戦の予選はエンジニアと話し合って2周連続でのアタックを予定していたのですが、コース上がかなり混んでいてクリアラップを取ることができず、どちらの周でも思っていたほどタイムを伸ばすことができませんでした。それでもチームメイトの大津選手のコンマ21秒落ちだったので、ここから決勝に向けて良い流れが作れそうな感じもしていました。
し烈なバトルで掴んだ12位フィニッシュ
土曜日午後の決勝はドライコンディションのレースでしたが、クラッシュによってフルコースコーションが2度も出る少し荒れた展開となりました。それでもセーフティカーが抜けた後の再スタートというシチュエーションにもずいぶん慣れてきましたし、レース中のペースも悪くなかったので、他のマシーンとのバトルを楽しむことができました。
スタートは目の前の平良響選手が大きく出遅れたのでこれを間一髪で避け、いきなり4台並び! からレースがはじまりました。その後はピットインも無事に終えることができ、一度目のセーフティカーランが終わってみると、私は入賞圏内の10位のポジションにいました。セーフティカーラン中にスタンドから声援をおくってくださった皆さんの姿ははっきりと見えていましたよ。私の後ろには岩佐選手をはじめとするライバルがおり、全てのコーナーでバトルがありました。