【Juju(野田樹潤)ブログ】第111話:満足な締めくくりとなった最終戦。でも来季は?
二度目のセーフティカーが抜けたあとは、残り3周の超スプリントレースとなりました。私はこの時11位を走っており、後ろに木村偉織選手、国本雄資選手、小林可夢偉選手を従えていて僅差のバトルとなりました。
ファイナルラップは、セーフティカー導入時にフレッシュタイヤに変えて追い上げてきた元F1ドライバーの小林選手とのテールトゥノーズのバトルとなりました。最後のシケインでは小林選手がものすごいスピードでインに飛び込んできて、これは曲がり切れないと思って接触を避けるために直進。結果的に2台ともオーバーランするかたちになりました。この一件は小林選手にペナルティが出るかたちで終わりましたが、自分としては素晴らしい先輩ドライバーの方々と集団の中でしっかりとバトルができて楽しかったです。 最終的に今シーズン自己ベストの12位(完走は15台)でフィニッシュすることもできたので、翌日の最終戦に向けて満足のいくレースをすることができました。
ベストな走りで終えることができた最終戦
最終戦も天気は晴れ。午前中の予選は失敗もしてしまい前日のようにはラップをまとめられず、21番手でした。決勝前のピットウォークでは、これまでにないくらい多くのファンの方が来てくれて、ハイタッチをすることができました!
スタートは特に混乱もなく、きれいにレースがはじまりました。レース序盤はプッシュしすぎることなく、前を走る三宅淳詞選手や平良選手についていくことができました。それでもオーバーテイクできる感じではなかったので、チームと無線で話して早め(10周目)にピットストップを行ってアンダーカットを狙うことにしました。このピット作業で少し遅れを取ってしまったのですが、それでもペースは良く、レース中盤はすぐ後ろに平良選手、前に小高選手という順番で走っていました。
平選手とのバトルは激しかったですが、それでもペースを落とさず走れたのは良かったと思います。レース終盤は小高選手を追う展開でしたが、こちらがOTS(オーバーテイクシステム)を使うタイミングで相手もOTSを使っており、最終的に追い越すことはできませんでした。それでもレース中のベストラップも速くて優勝した太田選手のコンマ4秒落ちで走れましたし、その力強い走りをチームのみんなにも褒めてもらうことができ、自己ベストの12位フィニッシュを果たした前日以上に満足のできるレースとなりました。