今が旬!シャンパーニュとの相性も抜群な紅芯大根をいただこう
料理やお酒を家で楽しむことが、より一層求められている昨今。季節の野菜が持つ本来の美味しさを引き出すことを知り尽くしている料理家・平野由希子さんが、いま食べたい野菜で作る魅惑のお料理と、相性のよいお酒のペアリングを、時代のトレンドに合わせた視点で提案。今回は、鮮やかな色で年末年始の食卓に華を添えてくれる、紅芯大根のレシピをお届け! 祝いの席にも!紅芯大根の料理とシャンパーニュ(写真)
旬を迎えた大根。最近は赤、緑、紫、黒などカラフルな品種が増えてきている。個性豊かな色合いの大根はサラダに加えるだけで、ぱっと華やかなひと皿に。今回の主役・紅芯大根は、半分に切ってみると、緑の皮と内側のピンク色のコントラストの美しさに目を奪われる。「中国では祝い事の時にも使われるそうです。普通の大根より辛味が少なく、水分も少なめ。サラダや甘酢漬けにすることが多いのですが、火を通しても甘味が引き立ちます。何よりもこの色鮮やかさが魅力。今回はブラン・ド・ノワールのシャンパーニュを合わせて、紅心大根で華やかな食卓を作ってみました」(平野さん)
紅芯大根と鴨ロースのソテー
紅芯大根は柔らかく火を通してグラッセに仕上げる。一段と紅色が濃くなり、さらに甘さも増す。肉料理との相性もいいが、大根ステーキとして単独でも十分なおいしさだ。 <材料 4人分> 紅芯大根1/2個、鴨胸肉1枚(400グラム)、バター大さじ1、塩、黒こしょう <作り方> 1 紅芯大根は皮付きのまま、7~8㎜厚さのいちょう切りにする。フライパンにバター大さじ1と紅芯大根を入れて熱し、水1/4カップ、塩少々を入れてふたをして10分ほどかけて柔らかく蒸し煮する。途中水分がなくなった場合は適宜足す。柔らかくなったら、ふたをとり、水分を飛ばす。 2 鴨は皮目に斜め5mm幅ほどの切り目を入れ、塩小さじ1を全体にまぶし30分室温におく。 3 フライパンを熱し、油をひかずに、鴨肉を皮目から入れて中弱火で皮目にこんがりとした焼き色がつくまで焼く。反対側は色が変わる程度に焼く。 4 天板に皮目を上にして鴨肉をのせ、180℃のオーブンで7~8分焼く。20分ほど休ませてから、スライスする。 5 紅芯大根と鴨肉のスライスを盛り合わせ、仕上げの塩、黒こしょうをふる。