【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】マルク・ソレルが逃げ切り勝利で区間通算3勝目、オコーナーはマイヨ・ロホを5秒差でキープ/第16ステージ
休息日明けはルアンコからラゴス・デ・コバドンガ山頂まで181.3kmの山岳ステージ、レースがスタートするとこの日も逃げに乗りたい選手のアタックと吸収が繰り返えされ、やる気を見せていたワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)がスタートから4kmで落車、すぐに再乗している。決まるかと思われた9人の先頭グループは吸収されて仕切り直し、マルク・ソレル(UAEチームエミレーツ)が先頭で加速、ついてきたのはオイエル・ラスカノ(モビスター)、フェリックス・エンゲルハート、フィリッポ・ザナ(ジェイコ・アルウラー)、ジェイ・ヴァイン、イサーク・デルトロ(ともにUAEチームエミレーツ)、ウィリアムジュニア・ルセルフ(ティーレックス・クイックステップ)、マックス・プール、マーティン・トゥスフェルト(ともにdsmフィルメニッヒ・ポストNL)、マルク・フリーゴ、マシュー・リッチテッロ(ともにイスラエル・プレミアテック)、ファンアールトら15人、追走のシルヴァン・モニケ(ロット・デスティニー)とヨン・イサギレ(コフィディス)が追いつき17人での先頭グループが形成された。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第16ステージ|Cycle*2024 山岳賞のポイントで並ぶファンアールトとヴァインが1級山岳ミラドール・デル・フィト山頂手前でマッチアップ、短距離スプリントではファンアールトに分があり10ポイントを加算、単独で抜け出した状態のままダウンヒルを下りしばらく進んだあとで追走が来るのを待ち合流、先頭の17人で1級山岳コリャダ・リョメーナを上り始めた、メイン集団とのタイム差は9分。
モビスターがメイン集団の牽引をはじめ3分タイム差を詰めエンリク・マスが揺さぶりをかけたりミケル・ランダ(ティーレックス・クイックステップ)が単独で抜け出したりとコバドンガ前に入る前から活発に仕掛けている。先頭グループではヴァイン、ソレル、デルトロがファンアールト対し攻撃をしかけるも山頂先頭はファンアールトだった。雨模様となった下りで先頭を走る選手がコーナーで後輪を滑らせ落車、2番目だったファンアールトもオーバースピードで壁に当たり、再乗したものの右脚の負傷でリタイアをしている。ポイント賞と山岳賞のジャージ2枚保持のリタイアとなり次点の選手にジャージが移った。 最終峠コバドンガに入るとデルトロ、ザナ、プール、フリーゴの4人に絞られリッチテッロ、ソレルが追いつく、さらにソレルがカウンター、リッチテッロとデルトロが遅れ、プールの加速にザナがついていく。ソレルが追いつきザナが遅れ、苦しい表情を見せていたソレルが残り距離4.5kmでプールを置き去りにして独走区間優勝、ブエルタ区間通算3勝目。 メイン集団はランダのアタックを吸収してマス、リチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)、プリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、ダヴィド・ゴデュ(グルパマ・FDJ)がベン・オコーナー(デカトロン・AG2Rラモンディアル)から先行している。マス、カラパス、ログリッチは+3分54秒で、オコーナーは+4分52秒でフィニッシュ。総合タイム差5秒で総合首位ホキープとなった。 「この勝利を妻と子もどたちに捧げたい、2年ぶりのブエルタでの勝利は特別」ソレル、ステージ勝利後インタビュー
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