米メディアはダルビッシュ痛恨2失点でWC敗退も同情論
「カブス右腕のダルビッシュは(ファンの)拍手におじぎをして応えるときだ。ナ・リーグのサイヤング賞の勝者は、まだ数週間発表されないが、ダルビッシュが2020年にやり遂げたことに注目すべきだ」とダルビッシュの今シーズンの活躍を評価した。 記事は、「ダルビッシュは2018年にフリーエージェントでカブスと1億2600万ドル(約133億円)の6年契約を結んだ後、ひどく苦しんだ。この苦闘の間、多くの人はエースとしての彼の能力や、彼が契約に見合った期待に応え、プレッシャーを乗り越えることができるのかに疑問を持った」とした上で「だが、2019年の後半から、そうした疑念を追いやり、輝かしい2020シーズンに野球界で最高の投手の1人となった」と続けた。 そしてダルビッシュの「もっと良くなれると思っています」というコメントも掲載された。 またデビッド・ロス監督の「彼は、今年多くの(失点)ゼロを我々にもたらしてくれた。ユウについて十分に語ることなどできない。何と驚異的な1年だろう。彼はポストシーズンのこの場所に我々を立たせてくれたのだ。彼の監督となり、毎日、投球を見るのは楽しかった。彼は本物のプロフェッショナルで彼のこの1年をとても誇りに思う」というコメントを紹介した。 NBCスポーツのシカゴ局は、カブス敗戦を伝える記事の中で、「ダルビッシュは非常に素晴らしく、七回まで投げたが、彼の唯一のミスが、攻撃陣が苦闘を見せ何回かあった絶好のチャンスで得点を挙げられなかったカブスにとって高くついた」と伝えた。 7回にコントロールミスで許したホームランを示唆しているのだろう。 さらに「(第一戦に敗れた)カブスは攻撃陣が苦しんでいたため、サイヤング候補が金曜日のマウンドに立つことに期待をかけていた。そして、ダルビッシュは、シーズンが終わる危機に、あらゆる点でその期待に応えるものを示した。2四球で6三振を奪ったが7回2アウトからダメージが広がった」と続け、ダルビッシュの健闘を称えた。