【時系列】プリゴジン氏の行方は…?ロシア民間軍事会社ワグネル“反乱” まとめ
■25日 米ブリンケン国務長官 ロシア国内に「亀裂」
アメリカのブリンケン国務長官はテレビ番組で「明らかに(ロシア国内に)亀裂が生じているのだと思う。それがどうなるのか、何か起こるとしていつなのか予測は難しいし推測もしないが、我々は最終的な動きをまだ見ていないと思う」などと述べました。またワグネルによる反乱は「ロシアの内政問題だ」としつつも、プーチン大統領の権威やウクライナ侵攻の前提に疑問を投げかけたと指摘しました。
■25日 プリゴジン氏が「所在不明」
ロイター通信は25日の時点でプリゴジン氏の「所在がわからない」と報じました。またAP通信は、プリゴジン氏がこれまで頻繁に行っていたSNSなどでの情報発信が途絶えたことを「らしくない静かさ」だと指摘しています。プリゴジン氏は24日夜にロシア南部のロストフナドヌーを離れ、ベラルーシに出国するとされていますが、日本時間26日午後5時現在、到着したとの情報はありません。
■26日 「ワグネル」幹部が脅迫されていたか 英メディア
イギリスメディアは、イギリス治安当局筋の情報として、撤収の前にプリゴジン氏ら「ワグネル」幹部がロシアの諜報員から脅迫されていたと報じました。
■26日 「捜査まだ中止していない」 露メディア
ロシアメディアは今回の反乱について「プリゴジン氏への捜査はまだ中止してない」と伝えました。
■26日 プリゴジン氏が音声メッセージを公開
プリゴジン氏が2日ぶりに音声メッセージを公開しました。「私たちは抗議するために行動を起こしたのであって政権転覆を狙ったわけではない」などと述べ、ワグネル解体の動きとウクライナ侵攻で過ちを犯した人々への抗議が目的だったと語りました。対立するショイグ国防相らを念頭においた発言とみられます。一方で、撤収した理由については仲介に入ったベラルーシのルカシェンコ大統領から、ワグネルが合法的に活動できる方策についての提案があったためだと述べました。ただ具体的な内容には触れていません。プリゴジン氏はベラルーシに向かうとさていますが、現在の居場所については明らかにしていません。