初心者対応! バイクで高速道路を安全・快適に走るための注意点とは?
────────── 大型車両にはなるべく近寄らない ────────── トラックやバスなどの大型車両の真後ろを走ると、前方が見えにくくなります。特に、渋滞や事故などで前のクルマが急ブレーキを突然かけた場合、対応が遅れて追突してしまう可能性もあるので注意しましょう。 また、追い越し車線を走り、走行車線を走る大型車の横を並走すると、例えばトンネルの出口付近などで強い横風を受け、バイクの車体姿勢が不安定になることもあります。 特に、高速道路の走行に慣れていない初心者などは、できるだけ大型車両には近づかないようにした方がいいでしょう。 ────────── こまめな休憩を取る ────────── 高速道路は、体に走行風を受けたり、高速で走ることで長時間緊張が続くなどにより、意外に疲れがたまることもあります。 そこで、大切なのは、疲れてしまう前にSAやPAなどで、こまめに休憩を取ることです。個人差もあるでしょうが、一般的には100kmまたは1時間ごとに休む方がいいとされています。 休憩する際は、首や腰、肩や手指の関節をストレッチすると疲労が抜けやすくなるといわれています。また、夏場は熱中症の危険が増すため、スポーツドリンクなどで水分補給もしっかりやりたいですね。 ちなみに、SAやPAに入り、バイクを駐車する際は、二輪専用駐車場へ停めるようにしましょう。高速道路のSAやPAは、さまざまなタイプの車両が休憩を取るため、例えば、大型車両用の場所に置くなどは迷惑となります。 なお、二輪専用駐車場が空いていない場合は、その近くの邪魔にならない場所へ停めるようにしましょう。
バイクで高速道路を走る際のマナー
ほかにも、高速道路を走行する場合のマナーとしては、渋滞中のすり抜けは危険なので止めましょう。 また、道路が混んでいるからといって、路側帯を走るのはマナーが悪いだけでなく、交通違反となります。もし捕まると、2輪車の場合で、反則点数2点、反則金7000円を課せられますので、注意しましょう。 ともあれ、意外に注意点も多いのが高速道路での走行です。でも、上手く使いこなせば、ツーリングなどで、スムーズで楽に、しかも短時間でより遠くの目的地へ行けます。高速道路の初心者は、ぜひマスターして、楽しいバイク旅を満喫して欲しいと思います。 *写真はすべてイメージです
平塚直樹