初心者対応! バイクで高速道路を安全・快適に走るための注意点とは?
バイクで高速道路を走るための注意点
次は、高速道路の初心者が注意したいポイントを幾つか紹介します。 ────────── 合流に注意 ────────── IC(インターチェンジ)やSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)から本線に合流する際は、特に注意が必要です。合流車線で80km~100kmまでしっかりと加速し、本線の流れに上手く乗れるようにしましょう。 また、合流時は、後方にぶつかりそうな車がないことを確認しつつ、必ず本線を走るクルマの後ろから本線に入るよう心掛けましょう。本線を走行するクルマの前へ無理に入ると、接触事故などの原因となりますから、特に注意が必要です。 ────────── 基本は左側車線を走行 ────────── 初心者ライダーの中には、右側の追い越し車線を80km/h程度のゆっくりした速度で走行し続ける人もたまに見かけます。 でも、そもそも、追い越し車線は、前のクルマを追い越す時に走行し、追い越し完了後は左の走行車線に戻ることが基本です。 追い越し車線を長距離で走行し続けると、「通行帯違反」となり、捕まると2輪車の場合で反則点数1点、反則金6000円が課せられます。 また、追い越し車線をゆっくり走り続ける行為は、違反であるだけでなく、危険なあおり運転などを誘発することにもつながります。くれぐれも、うっかり追い越し車線を走行し続けることなどのないよう、十分に注意しましょう。
────────── 車間距離を十分に取る ────────── 一般道よりも速度域が高い高速道路では、ブレーキをかけた時の制動距離も長くなるため、十分に車間距離を取ることも重要。一般的には、速度が80km/hの時は約80m、速度が100km/hの時は約100mの車間距離を取るべきとされています。 また、雨などで路面が濡れていたり、タイヤがすり減っている場合は、これらの約2倍程度の車間距離が必要ともいわれています。 高速道路には、適正な車間距離をキープする目安となる車間距離確認表示板などがありますから、こうしたものを使って車間距離をしっかりと取るように心掛けましょう。 ────────── 横風に注意 ────────── トンネルの出口や高い位置にある道路、橋など、高速道路には横風が強く吹きやすい場所も多くあります。 特に、クルマと比べ車体が軽いバイクは、風の影響を受けやすく、あおられると車体が不安定になりがちです。 高速道路で横風が強く吹く場所には、警告のための黄色い「横風注意」標識や「吹き流し」が設置されていることもあります。そうした区間を走行する場合は、ギヤを1段落とすことで路面への駆動力を高めたり、ニーグリップを強めにするなどで、できるだけ横風を受けても車体が振られないように心掛けましょう。