初心者対応! バイクで高速道路を安全・快適に走るための注意点とは?
バイクでツーリングに行く際、高速道路を使えば移動距離が一気に伸びて、より遠くの目的地へ、楽に、早く行くことができます。 でも、バイク免許を取ったばかりの初心者ライダーなどにとっては、高速道路の走行は教習所で体験できないため、ちょっとハードルが高いと思う人もいるでしょう。 そこで、ここでは、高速道路をバイクで走るにあたっての注意点やポイントについて紹介します。 【画像】高速道路を安全・快適に走るための注意点をギャラリーで見る(18枚) 文/Webikeプラス 平塚直樹
バイクで高速道路を走るための条件
まずは、バイクで高速道路を走るために、道路交通法などの法律で定められている必要な条件などを以下に紹介します。 ・走行できるのは125cc超のバイク ・普通自動二輪免許または大型自動二輪免許の取得 ・最高速度100km/h、最低速度50km/h ・2人乗りができるのは 「年齢20歳以上」 「大型自動二輪車免許又は普通自動二輪車免許を受けていた期間が通算3年以上」 法律上、高速道路を走行できるバイクは、125cc超~250cc以下の「軽二輪(二輪の軽自動車)」と250cc超の「小型二輪(二輪の小型自動車)」という決まりがあります。つまり、125cc超のバイクでないと走行不可。50cc以下の原付一種や50cc超~125cc以下の原付二種は走行できません。 また、運転免許は、400ccまでのバイクであれば普通二輪免許、400cc超のバイクであれば大型二輪免許が必要。ただし、スクーターやAT機構を持つなどで、クラッチやシフト操作が不要なバイクであれば、AT限定普通二輪免許(400cc以下のバイク)、AT限定大型二輪免許でも運転できます。 さらに、高速道路を走行する場合の速度は、基本的に最高速度100km/h、最低速度50km/hです。この範囲内から1km/hでも速かったり、遅く走ると違反となるので注意しましょう。 加えて、高速道路でも2人乗りは可能ですが、上記のような条件をクリアしていないと、これも違反となります。20歳未満や、普通自動二輪車免許または大型自動二輪免許を取って3年未満のライダーは、高速道路で2人乗りはできない決まりになっているのです。 ただし、例えば、普通二輪免許を取得後に、大型二輪免許を取った場合。普通二輪免許を取って3年以上が経過していれば、大型二輪免許を取って3年以内でも、高速道路などで大型バイクに乗って2人乗りをすることは可能です。 ちなみに、東京都心を通る首都高速道路、いわゆる首都高の一部には、2人乗り禁止区間があります。この区間は、上の条件をクリアしていたとしても、バイクで2人乗りはできませんので、注意しましょう。