初心者対応! バイクで高速道路を安全・快適に走るための注意点とは?
高速道路を走る前の準備やチェック
次に、高速道路を走行する前に、やっておきたい準備などについて、いくつか紹介します。 ────────── タイヤの空気圧を確認 ────────── バイクを安全に走行するためには、まず、車両の点検が大切です。これは、一般道を走行する際も同じですが、特に、速度域の高い高速道路では、もし車両のトラブルなどがあると重大な事故につながる可能性が高いからです。 特に、タイヤの空気圧は重要です。きちんとメーカー指定値になっているかは必ずチェックしましょう。 また、パンクしていたり、釘などが刺さったりしていないか、タイヤの状態を調べておくことも大切です。もし、高速道路の走行中にパンクしたりすると、場合によっては死亡事故にも繋がり兼ねない、非常に危険な状況を招きやすいですからね。 ────────── ヘルメットやウェアは安全性の確かなものを着用 ────────── バイクでの死亡事故には、頭部損傷が原因となることが多いため、高速道路の走行でもヘルメットは非常に重要です。 自分の頭のサイズに合っていることはもちろん、フルフェイスやジェットヘルメットなど、高速道路を走行する際に風の抵抗を考慮したデザインを採用するタイプが好ましいですね。 また、ヘルメットには安全規格が設定されており、SG規格やJIS規格・PSCマーク・SNELL規格・FIM/MFJ公認などがあります。ヘルメットを選ぶ際は、これら規格に適合したヘルメットを被るようにしましょう。 加えて、速いスピードで走行する高速道路では、もし転倒した場合、頭部だけでなく、体にも大きなダメージを受ける危険性大です。そのため、胸部プロテクターなどを装着するか、プロテクター入りのバイク用ジャケットを着用することもおすすめします。
────────── ETC車載器やETCカードのチェック ────────── 高速道路を走行する場合、バイクにETC車載器を搭載していれば、料金所で停止しなくてもいいため便利です。ただし、ちゃんと作動しないと、料金所でゲートが開かないなどのトラブルが起きるので注意したいものです。 そのため、走行前には、ETCカードが有効期限内なのかや、車載器にきちんと挿入しているか、車載器自体に故障などがないかなどをチェックしておきましょう。 ────────── あらかじめ天気の状況を確認 ────────── 大雨や雪など天気が悪いときは、視界不良になったり、道路がスリップしやすくなるなど、バイクにとって危険な状況が発生しやすくなります。 高速道路を利用する予定がある場合は、通行する予定の道路やエリアの天気を事前に確認し、現地の状況に応じつつ、慎重に運転することが大切です。 特に、近年は、線状降水帯の発生により、いきなりゲリラ豪雨が降り、多大な被害を受けるケースも増えています。そんな時は、絶対に無理をせず、ツーリングの予定を変更するなど、命を優先に考える行動を取りたいものです。