レッドブルとRB、今季中はドライバー変更なし。リカルド&ローソンのテストは「単なる撮影目的」とホーナー
今週イタリア・イモラでRBが2024年型マシンで行うテストにリアム・ローソンが参加することで、ダニエル・リカルドとローソンの将来を決める重要なテストになるのではないかという推測がなされていたが、レッドブル代表クリスチャン・ホーナーはこれを否定し、フィルミングデーのための走行にすぎないと語った。 【関連写真】角田裕毅とダニエル・リカルド(RB) リカルドは2024年シーズン前半戦、チームメイトの角田裕毅ほどの強さを見せることができず、一時はシーズン途中で降ろされるのではないかといううわさも出ていた。一方で、レッドブルのセルジオ・ペレスが深刻な不調から抜け出せないなかで、サマーブレイク明けにはペレスの代わりにリカルドかローソンが乗る可能性もささやかれた。 前半戦最後のレース、ベルギーGPを終えた翌日月曜日、レッドブル首脳陣がミルトン・キーンズのファクトリーで会合を行った。その結果、ペレスを引き続きレッドブルで走らせ、リカルドも少なくとも2024年シーズン末までRBに残すことが決まったといわれる。 ただ、RBは2025年のドライバーとして角田を確定済みだが、チームメイトはまだ公表されていない。 リカルドとローソンが参加してイモラでフィルミングデー走行が行われることが分かった時、ペレスの後任を決める、あるいは2024年シーズン後半にリカルドの代わりにローソンを乗せることを視野に入れたテストであると想像されたが、ペレスとリカルドは後半戦も続投、レッドブルもRBもシーズン中にはラインアップを変更しないため、少なくとも今季シートに影響するテストでないことは明らかになった。 イモラでの走行には単純にフィルミングデーとしての目的しかないと、ホーナー代表は語っている。 「フィルミングデーなので、撮影を行う。コンテンツのための走行だ」とホーナー。 「(レギュレーションにより)現行車で200kmの走行が可能なので、たっぷり撮影できるだろう」 [オートスポーツweb 2024年07月31日]