新戦力にポジションを奪われていたが

1ゴール2アシストを記録したムドリク photo/Getty Images

ECLリーグフェーズ第2節でパナシナイコスと対戦し、4-1の大勝を飾ったチェルシー。中でも素晴らしい活躍を残したのが、ミハイロ・ムドリクだ。 ［動画］覚醒待たれるムドリクがECLで1ゴール2アシストの大暴れ 今シーズンは新加入のジェイドン・サンチョやペドロ・ネトらにポジションを奪われ、プレミアリーグでの出場は4試合で81分と限られているムドリク。そんななか迎えたこの試合で、ムドリクは1ゴール2アシストと素晴らしい結果を残した。 総額8850万ポンドとも言われる高額な移籍金で2023年冬に加入して以降、移籍金に見合うインパクトを残せず、批判の的になることもある同選手だが、指揮官エンツォ・マレスカはチームにとって欠かせない存在になると期待を寄せる。 「我々はウイング全員と練習している。彼らはミシャ（ムドリク）がゴールを決めた位置、つまりボックス内に入る必要がある。彼はそこに入るのに苦労していたが、今はそれができるようになった。そこが我々がゴールを決める場所だ」 「我々はミシャのために最善を尽くしたいので、初日から彼を助けようとしてきた。おそらく彼は他の選手に比べて学習のプロセスが遅い選手の一人だろう。しかし、彼は成長している。ゆっくりとだが、彼がもっとゴールを決め、我々にとってもっと重要な存在になると確信している」（英『Sky Sports』より） パナシナイコス戦では見事期待に応えたムドリク。まだまだ多くの改善点を残すが、同選手の持つ爆発力のあるスピードは唯一無二のものであり、チェルシーにとって大きな武器であることは間違いない。 定位置確保には強力なライバルたちとのポジション争いを制す必要があるが、成長続けるチェルシーで覚醒待たれるムドリクは確固たる地位を築けるか。