中村俊輔が《セルティック史上最高の選手TOP10》にランクイン 世界を魅了したレフティーの色褪せない記憶 「スコットランドのクラブの伝説」
公式戦153試合で31G38A
100以上の公式戦タイトルを獲得してきたスコットランドの強豪セルティック。現在は古橋亨梧、旗手怜央、前田大然が所属しており、日本人にも馴染みの深いクラブだ。 [動画]セルティックの伝説 中村俊輔のスーパープレイ集 そんなセルティックは長い歴史を持つサッカークラブの名門の1つで、これまでに日本人選手も多く在籍してきたが、中村俊輔はやはり別格の存在のようだ。英『GIVEMESPORT』は「セルティック史上最高の選手TOP10」をランキング形式で紹介しており、その8位にランクインしたのが中村だ。 「セルティックでのインパクト」、「総合能力」、「実績」の3つの基準で選考されたこのランキングにはジミー・ジョンストン、ケニー・ダルグリッシュなどクラブの歴史を作ってきたそうそうたるメンバーが名を連ねているが、そこに日本が世界に誇るファンタジスタの名前が。同メディアは中村のことを次のように評価している。 「史上最高のフリーキッカーの1人として知られる日本人MF中村俊輔はセルティックで鮮烈なインパクトを残した。中村はスコットランドのクラブで4年間を過ごし、ヨーロッパでプレイするアジア人選手の中で最高の選手の1人となった。またその驚異的な才能により、2007年のバロンドールにもノミネートされた。セルティック在籍中に3度のリーグ優勝を果たし、スコットランドプレミアシップの年間最優秀選手に選ばれた中村は素晴らしい選手だった」 「魔法のような左足やファンタスティックなパスで知られる中村は、加入する前の年に準優勝していたセルティックを一変させた。彼は他の誰にもできないことを成し遂げ、それにふさわしい称賛を受けながら、スコットランドのクラブの伝説として去った」 中村はセルティックでは公式戦153試合に出場し、31ゴール38アシストを記録している。2006-07シーズンのCLマンチェスター・ユナイテッド戦での伝説のFKや2008年のレンジャーズ戦で見せた左アウトサイドで蹴った衝撃のボレーシュートなど、数々の「記憶に残る」ゴールを記録。世界を魅了したその左足は今も色褪せることなく、語り継がれている。
構成/ザ・ワールド編集部