冒頭、新型コロナの基本的な対策実行を訴える小池知事

　東京都の小池百合子知事は27日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見（2022年5月27日）」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見（2022年5月27日） 　　　　　◇　　　　　◇

引き続き基本的な対策の実行を

小池：はい、こんにちは。ではよろしくお願いします。 日刊工業新聞：では、小池知事の定例会見を始めます。知事、よろしくお願いいたします。 小池：はい。今日は5点についてお伝えをいたします。まずコロナでありますが、きのう、モニタリング会議を開催いたしました。感染状況、医療提供体制、引き続きオレンジ色と黄色ということになっております。そして先生方からポイントとして、新規陽性者数は緩やかな減少傾向にあるということ、それから入院患者数は横ばいで、重症患者数は低い値で推移をしているということであります。きのうが3名でありました。そしてこのままなんとか感染を抑えていきたいということでありますので、それはみんなの思いです。そのために必要となる基本的な感染防止対策の徹底、そして感染を広げないための行動について、お伝えを申し上げます。 　都民の皆さまに対しましては、引き続き、こまめな換気、3密の回避、マスクの正しい着用など、基本的な対策、これもう2年以上同じことを申し上げてますが、基本ですので引き続き実行していただくようにお願いします。 　それから食事に出掛けられる、飲食店利用の際は、感染防止対策がしっかり講じられている認証店をぜひ選んでいただきたい。そして飲食店などでは、事業者の皆さんも引き続き感染防止対策の徹底、よろしくお願いを申し上げます。

若者は条件満たせば当選確率が3倍に

　それからマスクですけれども、今も申し上げました、モニタリング会議の中で専門家の皆さん方から3つのポイント、具体的な着用場面について、賀来先生のほうからご報告がありました。都民の皆さまには、今回の報告をぜひ活用していただきたいと思います。 　そして感染を広げないためにはやはりワクチン接種が重要ということでございます。ワクチンの3回目接種を受けた方は、今、比率で見ますと東京の全人口の約半数を超えておりますが、ただ、ご覧のように若い世代の方々の未接種者が多いということがファクトでございます。 　で、ワクションについてですけれども、ワクチンを接種された方について、ワクチン接種の促進に向けてさまざまな特典を提供しようということで都のキャンペーン事業を行っております。TOKYOワクション。こちらでは、3回目の接種をされた方に対しまして都庁のいろんな局からご覧のような特典を提供いたします。東京文化会館バックステージツアーとかですね。東京ゆかりのメダリストのサインが入ったトートバッグ。これは面白そうね。大江戸線、都営バス、紙製模型などがございます。 　で、応募の受け付けですけれども、このワクションについて。応募の受け付けは、期間が5月の31日から6月の17日までとなっています。これは東京都の福祉保健局のホームページから中に入っていただいてご応募いただけるようになっております。応募開始までに若者向けのコロナ感染予防チェックリストにチェックしていただいた若い世代の方は、当選確率がなんと3倍になります。どうぞ試して、そしてエントリーしてください。 　そしてきのうのモニタリング会議で報告がありましたように、オミクロン株の感染者から、年齢とか既往症があるとかないとか、コロナ発症時の重症、発症したときに重症になったかならないかということを関係なく、関係なくというのかな、それにかかわらず、後遺症の相談というのが多く寄せられております。若い世代でも後遺症とは無関係とはいえない、無縁ではないと。そのためにも感染しないよう、また重症化もしないように、ぜひともワクチンの接種をお願いいたします。 　4回目の接種も、おとといから順次始まっております。区市町村によって違いますけれども、始まっております。6月1日からは都の大規模接種会場でも4回目の接種を始めます。高齢者、そして基礎疾患を有する方など、対象となっている皆さま方には重症化を防ぐためにも、3回目から5カ月経過したらぜひ接種をお願いいたします。私たち1人1人が基本的な感染対策を実践いたしまして、感染の拡大、抑え込んでまいりましょう。