小池都知事が定例会見5月20日(本文1)アンコンシャスバイアスのエピソードを募集
東京都の小池百合子知事は20日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年5月20日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年5月20日) ◇ ◇
夏の省エネはエアコンと冷蔵庫がポイント
小池:はい、よろしくお願いいたします。 日刊工業新聞:いいですか。はい。では小池知事の定例会見を始めます。知事、よろしくお願いいたします。 小池:それではまず今日の冒頭で3件お伝えをいたします。コロナ関係、関連ですけれども、今の状況を踏まえまして、今日このあと対策本部会議を開催いたしますので、その後にあらためてお示しをすることといたします。 今日の1点目ですが、家庭での節電についての取り組みについてのお知らせです。以前からお伝えしていますように今年の夏は電力危機が極めて厳しくなるということから、以前からHTT、この3点、電力を「減らす」、そして「創る」、「蓄める」、この3つの観点から取り組むということがポイントだとお伝えをしてまいりました。都民の皆さんのお1人お1人が日頃から節電、省エネを心掛けていただく、いつもそうやっていただいてますけど、この夏は特に厳しいということであります。そしてそれに続く冬についても同等であります。同等というか、それよりさらに厳しくなるというふうにみております。家庭での消費電力のだいたい半分はエアコンと冷蔵庫と照明、この3点セットですね。エアコン、冷蔵庫、照明。この3つが占めておりまして、夏の省エネについては特にエアコンと冷蔵庫、この2つがポイントになると思います。
これをきっかけに家庭での節電を
そこで先週ですが、省エネになる冷蔵庫の使い方をご紹介いたしましたが、今日は第2弾であります。都民の皆さんに家庭ですぐ、今すぐできるエアコンの節電方法、そしてその効果についてお伝えをしてまいります。例えば冷房の温度、室温ですけれども、28度を目安にする。その際にはエアコンの設定で調節するというよりも、身近に温度計を置いていただいて、その温度で調整していただくということもポイントになります。こういうことで年間約1000円、電気代が節約できることになります。また、エアコンのフィルターですが、月2回ほど小まめに掃除をする。そのことによってさらに効率を良くできますので、電気代をさらに減らすことができると。あらためてそれぞれ、ご家庭のエアコンの使い方をご確認いただきたいと思います。 また、都におきまして、より省エネ性能の高いエアコン・冷蔵庫・給湯器への買い替えを促すことで、そのための東京ゼロエミポイント事業、これはもうすでに実施をしているところであります。家庭用のエアコンを省エネ型に買い替えた場合、10年前後そのあと活用されるということになりますと、電気代は、高性能にするだけで約4万7000円、10年間で節約になると。加えて最大1万9000円相当の商品券ももらえるわけでございますから、それによって、買い替えをするということは、すなわち皆さんにとってもお得になるということになります。 申請についてはウェブとか郵送で簡単にできますが、その際は買い替えをしたときの家電リサイクル券や購入した製品の保証書などが必要になりますので、どうぞそれを捨てないで持っていてください。そしてぜひこれをきっかけにして家庭での節電に取り組んでいただければと思います。本当にこの夏、厳しいです。この点、皆さん、協力して進めていきたいと思います。 今日の2番目のポイントです。アンコンシャスバイアスという言葉があります。無意識の思い込みというふうに訳されていますが、これに関してのエピソード、私はこんな経験があるのよといったようなエピソードを募集したいと思います。例えば家事や育児は女性が得意ですよね、また、女性は文系で男性は理系ですよねなどと、もう普通に言われたり、また、つい言ってしまうというような経験がおありではないでしょうか。日常生活の中で、例えば女性だからとか男性だからとか、ついつい知らず知らずのうちに刷り込まれてしまっている思い込み、決め付け、アンコンシャスバイアスと言いますけれども、これに気付いて、性別にかかわらず自分らしい選択をしてもらいたいという、そのことを考えていきたいと思います。