東京五輪開幕戦で侍ジャパンがドミニカに9回逆転サヨナラ勝ちも金メダル獲りへ残った問題点
高代氏は三塁コーチ清水(阪神2軍コーチ)の判断ミスだと指摘した。 「次は4番の鈴木誠也(広島)。まだ一死。その打順を考えると、100%セーフでないと回してはダメなケース。微妙なタイミングだったし、私なら怖くて回せない。レフトの肩も把握していたのだろうか。国際試合ではシートノックをしないので、外野の肩の強さも確認できず苦労した。そういう情報がないのならば、なおさらセオリーに従うべきだったと思う」 清水は、三塁コーチの経験も豊富なコーチだが、一発勝負の国際試合では、こういうミスは命取りになる。 次戦は31日のメキシコ戦。ロッテのレアードが参戦しなかったのは朗報だが、簡単な相手は、五輪の舞台にはいない。 「昨夜から緊張していた」と素直に打ち明けた稲葉監督が言う。 「ひとつの勝ちでもう少し冷静に戦えると思う」 先発には森下(広島)が予定されている。