カンヌ最年少受賞の山中瑶子監督 次の目標は「海外で映画を作りたい」【長野】
カンヌ国際映画批評家連盟賞を、女性監督として最年少で受賞した長野市出身の山中瑶子さん。abnの単独インタビューに、次なる目標を語りました。 20日きのう、長野市の「長野相生座・ロキシー」で舞台挨拶に登場したのは、映画「ナミビアの砂漠」で監督・脚本を手掛けた山中瑶子さん(27)です。 ■山中瑶子監督 「うれしいですね、こうして気軽に帰ってこられる場所があって」 主演には俳優の河合優実さんを起用。 世の中や人生に退屈し、やり場のない感情を抱えながら生きる21歳「カナ」の青春物語です。5月のカンヌ国際映画祭で、国際映画批評家連盟賞を女性監督として最年少で受賞しました。 ■20代(長野市内から) 「今の若者の象徴じゃないですけど、情報に捉われて、だけど自分が分からなくなっていったりとか、自分を見ている感じで共感できる部分があった」 ■50代(長野市内から) 「面白いっていうか、引き込まれる映画」 国内外から注目を集める山中監督は、長野市出身。 ロキシーは、高校時代、何度も通った思い出の場所です。 ■山中瑶子監督 「学校帰りに自転車で一人で来たり、友だちと来たり、数えられないくらい映画を見に来た場所だったのでうれしい」長 編映画の制作は今回が初めて。今後の目標は? ■山中瑶子監督 「かなり映画祭で色んな国の人と交流も生まれたので、海外で映画を作ってみたいなと思っている」 若き女性監督の挑戦は、まだ始まったばかりです。