漁師もびっくり大物クロマグロ! 新潟県佐渡市で季節外れの水揚げ
新潟県佐渡市の両津湾で12月18日、250キロの大物クロマグロが水揚げされた。加茂水産定置網組合の関係者らは「200キロ級は2024年に5、6本揚がっているが、250キロ級は初めて」と驚き顔。佐渡市春日の佐渡魚市場で箱詰めされ、東京方面に出荷された。 【画像】水揚げされた大物クロマグロ クロマグロは18日昼ごろ、白瀬沖約1・5キロにある定置網にメジマグロやイカ、サバなどと一緒にかかった。 佐渡のクロマグロ漁は初夏がシーズン。季節外れの大物に石塚林二郎組合長(72)は「北上するマグロではないか。寒ブリがさっぱり揚がらないのに、こんな大きなマグロが揚がるとは」と当惑しながら、「脂の乗り具合でどの程度の値がつくか分からないが、年末の食卓に上がるだろう」と話した。 マグロは鮮度が落ちないよう内臓を取り除かれ、クレーンでつるされて5、6人がかりで船から港に揚げられた。計量され、木箱に氷詰めにされるのを見守った漁師らは「でかい」とため息を漏らしていた。