桜観光タクシーが破産手続きへ 負債額は約6億5000万円 コロナ禍で業績が悪化【長野・長野市】
長野市にあるタクシー会社が、破産開始決定を受けました。コロナ禍で業績が悪化したことが要因だということです。 民間の信用調査会社・東京商工リサーチ長野支店によりますと、長野市の桜観光タクシーは20日に事業を停止し、長野地裁から破産手続きの開始決定を受けました。 コロナ禍の外出自粛で売り上げが悪化し、負債総額は6億5000万円近くに上るということです。新型コロナの感染拡大が 始まった2021年3月期の年間売り上げは、前の年に比べて1億5000万円減少しおよそ2億円まで落ち込みました。コロナ禍の終息とともに売り上げは徐々に回復したものの、今年3月期の年間売り上げはおよそ2億7000万円とコロナ禍前には及ばず、資金繰りが立ちゆかなくなったとみられます。