クラウド会計「使ってみた」(3) MFクラウド確定申告はAIが助けてくれる
業界から高い支持
法人向けの「MFクラウド会計」を含めた同社ソフトの特徴として、柏木さんは業界から高い支持を受けている点をあげます。 会計事務所の支援事業を営む実務経営サービスが、2017年4~5月に会計事務所を対象に行った調査では、会計事務所の顧問先に導入済みまたは導入予定のクラウド型会計ソフトをたずねる設問では、「MFクラウド会計・確定申告」が37%で1位になりました。新規の顧問先に一番勧めたいクラウド型会計ソフトでも「MFクラウド会計・確定申告」が44.3%で1位です。 専門家から支持される理由について、柏木さんは「会計を知らない方が家計簿感覚で簡単に作業できるのが強みの他社ソフトもありますが、当社のソフトは、会計知識のある方でも問題なく使える機能を実装している点が評価されています」と話します。
3種類のプラン比較
「MFクラウド確定申告」の利用プランは、月額無料(年額無料)の「フリープラン」、同800円(同8800円)の「ベーシックプラン」、年額1万7200円(月額料金の設定なし)の「あんしん電話サポート付きベーシックプラン」の3種類(いずれも税抜き)。 3プランともメールサポート付きですが、フリープランはチャットサポートが登録から30日のみで、電話サポートはありません。 ベーシックプランはチャットサポート付きです。あんしん電話サポート付きベーシックプランとの違いは、プラン名が示す通り電話サポートの有無です。毎月の仕訳件数でも、フリープランが15件、ほかの2プランは無制限という違いがあります。 柏木さんによると、「フリープランは1か月の振込が2、3件程度と取引が少ない方向け。利用者が比較的多いのはベーシックプラン」だそうです。もし、筆者が導入するなら、サポートの充実度や仕訳件数から考えると、あんしん電話サポート付きベーシックプランか、電話サポートなしのベーシックプランでしょうか。 (取材・文:具志堅浩二)