美髪の毛髪診断士・齋藤あきさん（46）が続けている髪育／黒い食材、EMS、頭皮マッサージで血流アップ
40代、50代になると、髪のボリュームやハリ、コシが失われたり、うねりがひどくなったり、白髪が増えたり。女性ホルモンのバランスの乱れも髪の衰えに影響する。その対策としてどんなケアを行えばいい？ 美しいロングヘアで知られる毛髪診断士・齊藤あきさんが自身の髪のために続けていることを伺った。
大人の美髪を手に入れる！こだわりのヘアケアテク「食べ物と、頭皮の血流アップが美しい髪を育てる2本の柱」
「10年以上前から頭皮クレンジングとマッサージを続けてきましたが、45歳を過ぎると、髪の量が減るなど、衰えがわかるようになりました。髪を健康的に育てるにはインナーケアが7割ほど担っていると思うので、バランスのよい食事が欠かせません。質のよい血液を作り出して頭皮まで届けること、血行促進がとても重要です。頭皮ケアはスキンケア同様、きちんと汚れを落として保湿を忘れず、いつでも環境を整えておくことが大前提。結果が見えにくいですが、少しずつ毎日続けることが未来の美髪につながるはずです」
黒米、わかめ、黒ごま、黒豆茶など“黒いもの”を積極的に
「健康的な黒髪のためには黒い食べ物がいい、という漢方の考えの下、それらの食材も重視しています。黒豆茶を飲むときは南部鉄瓶でお湯を沸かし、鉄分も一緒に摂取します」
育毛剤＋EMSで筋肉を刺激しながら栄養を
「髪の生え変わりの周期に合わせ、育毛剤は3～5カ月の継続使用を。EMS（電気で筋肉を刺激する）機器で頭筋を刺激しながら、引き上げるように使います」
［左］頭皮の血行促進や毛母細胞の活性化を促す。朝晩の使用が効果的。スカルプトニックME＜医薬部外品＞／ハリウッド ［右］独自の周波数で3つのモードを搭載。頭皮や顔を含め、全身に使える。サロニア EMSリフトブラシ／I-ne
頭皮マッサージを習慣にして頭皮を柔らかく！
「頭皮クレンジングやシャンプーのときに、もみ上げるようなマッサージを組み合わせます。頭皮がほぐれて血流もアップします」 ＜1＞衿あしや耳のまわりを動かす。軽く手を握り、指の関節と関節の間の面を頭皮に当て、その場で円を描くように。
＜2＞側頭部を動かす。手を軽く広げて、耳の上に指の腹を当てたまま、円を描きながら頭皮全体を引き上げる。
