【石川県 2023年版】 冬の絶景・風物詩10選 日本三名園 兼六園の象徴が冬季限定ライトアップ
◆波の花
花吹雪のように海岸に舞う波の花は、能登の冬の風物詩。季節風が強い日に、岩に打ち寄せた波が白い泡になって雪のように舞い、海岸を覆っていく様子を花に見立てて「波の花」と呼ばれている。毎年、寒さが厳しく実が荒れている11月中旬から2月下旬に見られ、曽々木海岸や鴨ヶ浦付近でよく見ることができる。 波の花は、海中に漂う植物性プランクトンの粘液が岩などに何度も打ち付けられ、せっけん状の白い泡を作ったものといわれ、海が汚染されていると泡が作られにくいとされている。 厳冬期にしか見られない日本海の雄々しさと白い花のごとき泡の舞いが、一度見たら忘れられない神秘的な迫力を生み出す。 波の花(なみのはな) 所在地 石川県輪島市町野町曽々木
◆白山比咩神社の表参道
白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)は、日本三名山のひとつに数えられる白山を神体山とする神社。表参道には樹齢1,000年以上の杉やあすなろがそびえ、荘厳な雰囲気を漂わせる。 白山比咩神社は全国に約3千社もある白山神社の総本宮で、地元では「しらやまさん」と呼ばれ親しまれている。 一の鳥居の奥に杉や欅、楓などの樹木に覆われた約250メートルの表参道があり、冬になると草木や階段が雪で真っ白に染まり、神域ならではの風情ある景色に心が洗われる。 白山比咩神社の表参道(しらやまひめじんじゃのおもてさんどう) 所在地 石川県白山市三宮町ニ105-1
◆長町武家屋敷通りのこも掛け
長町武家屋敷通りは昔ながらの街並みに趣があり、雪降る光景が風情あふれる魅力的なエリア。 香林坊から歩いてすぐ、繁華街の近くとは思えないほど静かな長町界隈。加賀藩士、中級武士たちの屋敷跡が残り、黄土色の土塀、石畳の小路などが当時の面影をしのばせる。その風景を散策すると、タイムスリップしたような気分を味わえる。 冬になると街並みの土塀を雪や凍結から守るために「こも掛け」が行われ、雪吊りとともに金沢の冬の風物詩となっている。 長町武家屋敷通りのこも掛け(ながまちぶけやしきどおりのこもがけ) 所在地 石川県金沢市長町