【石川県 2023年版】 冬の絶景・風物詩10選 日本三名園 兼六園の象徴が冬季限定ライトアップ
◆金沢駅・鼓門 ライトアップ
雨や雪が多い金沢に訪れた方々のために「駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心」をコンセプトに誕生したという金沢駅の兼六園口にあるもてなしドーム。 金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージした鼓門(つづみもん)にある幾何学模様のガラスの井は、荘厳かつモダンなデザインがフォトスポットとしても人気。高さ13.7メートルある門構えは2本の太い柱に支えられていて圧巻。その美しさが評され、世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されている。 鼓門は日没から0:00までライトアップを実施。正時(毎時00分)ごとに2分間、えんじ、藍、草、黄土、古代紫の加賀五彩でイメージした光で曜日ごとに異なる色を放ち、夜の金沢を明るく照らすシンボルとなっている。冬には石川県の風物詩でもある雪吊りが周囲の木々に施され、さらに趣きぶかい。 金沢駅・鼓門 ライトアップ(かなざわえき・つづみもんライトアップ) 所在地 石川県金沢市木ノ新保町1-1
◆蟹料理
石川県の冬の味覚を代表するのが蟹料理。水温が冷たい深海に生息するとされるズワイガニだが、すぐに海が深くなる石川県沿岸の地形をいかし、他よりも陸から比較的近くに漁場を設けられ、獲った蟹をすぐに水揚げできるので鮮度も味も抜群な蟹を楽しめるのが特徴だ。 金沢で獲れる蟹は「加能(かのう)ガニ」と「香箱(こうばこ)ガニ」の2種類。甲羅幅9センチメートル以上のオスのタラバガニを「加能ガニ」、小ぶりなメスを「香箱ガニ」と呼んでいる。特に太い脚に身がぎっしりと詰まった加能ガニの食べ応えは抜群。3月中旬くらいまで金沢市内の多くのお店で堪能できる。 蟹料理(かにりょうり)
◆白米千枚田とあぜのきらめき
輪島市米田町の日本海に面した約4ヘクタールの斜面に、1,004枚もの田が連なる白米千枚田。里山に描かれた幾何学模様が美しく、日本の棚田百選や国の名勝にも選ばれた、奥能登を代表する景勝地だ。 四季折々に素晴らしい景観を望めるが、冬に雪で覆われた様子はまさに壮観。白米千枚田と隣接する「道の駅 千枚田ポケットパーク」の展望台からは、眼下に広がる棚田を一望できる。 さらに毎年10月下旬から翌年3月中旬にはイルミネーションイベント・あぜのきらめきが開催。あぜに設置された約25,000個のソーラーLEDが日没から約4時間点灯し、四季を表すグリーン・ピンク・ゴールド・ブルーの4色へと15分おきに変化。闇夜に棚田が浮かび上がる光景は幻想的で、辺りがロマンチックな雰囲気に包まれる。 開催期間:開催中~2024年3月10日(日) 白米千枚田とあぜのきらめき(しろよねせんまいだとあぜのきらめき) 所在地 石川県輪島市白米町ハ部99-5