11月8日は「いい歯の日」!「噛む力」が高い都道府県ランキング発表、1位は群馬県。3年前より、全体的に「よく噛む」意識向上
本日、11月8日は「いい歯の日」。8020運動をはじめ、口内の状態を良好にすることが、健康寿命につながります。また噛む力を保つことで、口や歯のトラブルを予防するだけでなく、消化の促進や肥満防止、脳の活性化など、期待できる効果はさまざま。特に普段から意識している県とは―― 【調査結果】みんなが食事の際に「よく噛むこと」を意識する理由は… * * * * * * * 株式会社ロッテが、47都道府県ごとに20~60代の各100名ずつを対象とした、全国「噛む力(りょく)」調査を実施しました。食事や噛むことに対する意識や行動の実態を明らかにする目的で、20~60代を対象にした調査は2021年に行われてから約3年ぶり。 食事の際に「よく噛むこと」を意識しているか、夕食時の一口あたりの噛む回数などの質問事項の回答を得点化して、都道府県別にランキング形式で発表。 そして今回第1位を獲得したのは、群馬県(前回は20位)。 なぜ群馬県では「噛む力」が強いのでしょうか… 県民性の専門家・岩中祥史氏いわく、「1位の群馬県は、コシが強く、なかには10センチなどというものもある幅広のうどん(水沢うどん、おきりこみ、ひもかわ)を根菜類とともに、普段から食べつけている影響でしょう。噛めば噛むほどおいしいと言われるサバの『へしこ』『ぬた』、丸焼きが伝統食とも言える福井県もまた、日頃から噛む機会が多いのではないでしょうか」とのこと。
◆食文化の関係性 続いて、2位に宮崎県、3位に沖縄県がランクイン。 この結果について岩中氏は「宴会慣れしているというか、飲みながらしゃべりながらもよく噛んで食べる、ある意味“理想的な”習慣が身についていると言えそうです。沖縄には『ゆんたく』といって、ご近所どうし、旅人を迎えたとき一緒に飲み食いしながらおしゃべりに興じる独特の習慣がありますし、お墓参りのあとは墓石の前での宴もつきもの。宮崎・鹿児島の両県は鶏肉や牛肉を生で食べる習慣があるのが、<噛む力>をはぐくむのに影響しているのかもしれません」と分析。 3年前の2021年に実施した調査で1位だった秋田県は、今回全体のランキングでは12位でしたが、よく噛むことを「いつも意識している」「よく意識している」と回答した人は約半数の49%。「噛むことへの意識」においては1位という結果になり、「噛むこと」への意識の高さが伺えました。