「運のいい人生」を歩むための意識の変え方
日頃、「自分は運が悪い」と感じている人が、運がいい人に変わることは出来るのでしょうか? 中島輝さんによると、運勢は"全ては自分の解釈次第で変わる"そう。運の良い人生を歩むためのポイントを書籍『ホントのあなたは絶対に運がいい!』より紹介します。 人間関係が良くなる8か条 ※本稿は、中島輝著『ホントのあなたは絶対に運がいい!』(扶桑社)を一部抜粋・編集したものです。
あなたの「命の動詞」は何?
運がいい人はイキイキしています。それは生きるうえで、自分の「得意技」を発揮しているからです。その状態でいると、とにかく自己肯定感が高く、運も絶対的にいいことがほとんどです。 自分の得意技に気づかずに、間違った自分でいる人はとても多いです。生まれる前の段階や、生まれるタイミングといった、人生の初期における経験が、後になって自分の得意技として発見されることが多いです。しかし、それを後からどうやって見つければいいのでしょうか。 たとえば同じ会社で働いていても、人間関係の探求を通じて、人財育成が好きだと感じる人、組織やチームを通じて企画を成功に導くのが好きだと気づく人がいます。そのときに、その思いをどのように実現するか、そのために得意技が発揮されるのだと感じます。これはとてもシンプルであり、どんな動詞に興味を持つかという点が得意技に通じるのです。 たとえば私の場合、好きな動詞は「挑戦する」でした。当初は「優しくする」といった動詞が得意だと思っていたのです。実際、幼い頃から「優しい子だね」と言われて育ち、顔立ちも女の子のようだと評されていました。そのため自分の得意技は「優しくする(助ける)」だと思い込んでいました。しかし実際には「挑戦する」ことに強く惹かれていたのです。 もちろん人に優しくすることも大切ですが、私はどんどん挑戦し、次々に目標を達成することに情熱を感じています。行動することは、命を運用することに他なりません。私たちは生命体であり、人間という動物です。そのため、どの動詞で心が動くのかを見つけることが非常に重要です。 「4種類の動詞タイプ表」があります。 A:エネルギーに満ちあふれ、意志の強さを感じさせるタイプ B:楽しいことに対して積極的で、知識欲にあふれるタイプ C:穏やかな優しさのなかに、親しみと愛情がにじみ出るタイプ D:相手の気持ちをくみ取り、周囲との関係を大切にするタイプ に分類されます。そのなかで「工夫する」「企画する」といった動詞に共鳴する人もいれば、そうではない人もいます。私の場合「挑戦する」「変革する」といった動詞に心が躍るのです。 どういったことで心が「動く」のか、そして何を探求するのかということが、この後に説明する使命を見つける手がかりになります。この動詞のことを私は「命の動詞」と呼んでいます。そして、探求することとこの命の動詞が一致したとき、私たちは自分の運命に感謝できるのです。