“Xの後釜”ではない! 進化著しい「Threads」を理解・活用している企業を紹介。現状がわかるクイズもあり!
Threadsを使いこなす企業の具体例
■ 【アドベンチャーワールド 公式】- 各SNSを巧みに使い分け 和歌山県「アドベンチャーワールド」のThreads公式アカウントでは、かわいい動物たちの園内での様子をカルーセル投稿(複数枚画像を使った投稿)や動画投稿で発信しています。 アドベンチャーワールドのInstagram公式アカウントのリール投稿も、時々Threadsにシェアしているようです。なおInstagramもThreadsも同じMetaのツールですので、「他社SNSのURLを投稿に含めるとアルゴリズム上不利になるのでは」といった心配は不要です。むしろ、Instagramも運用しているのであれば、フィードやリール投稿はぜひThreadsでもシェアするとよいでしょう。 アドベンチャーワールドのThreadsアカウントでは、Instagram投稿をシェアする際にはハッシュタグを減らし、「より親しみやすいテキスト」を新たに加えるといった工夫も加えている点にもご注目ください。 ┌────────── Threadsで見る └────────── [参照] Instagramでの同様の投稿 ちなみに、アドベンチャーワールドはX公式アカウント(@aws_official)も運用していますが、InstagramやThreads投稿のURLをそのまま投稿することは避けているようです。Xでは「外部リンクを投稿に含めるとアルゴリズム上不利になる(表示回数が減る)」と言われていることをご存じなのでしょう。 リンクを投稿する代わりにInstagram投稿と同じ画像や動画を使ってXに直接投稿していますが、各SNSに合わせてテキストやハッシュタグ個数を変えるなど、きめ細やかな調整が光ります。 [参照] Xでの同様の投稿 [参照] Instagramでの同様の投稿 ■ 【ブルーシールアイスクリーム|沖縄(公式)】- X以外のコミュニケーションの場へ 「ブルーシールアイスクリーム」の公式Threadsアカウントでは、時々Instagram公式アカウントと同じ投稿を行いつつ、スマートフォンで撮影したと思われる画像や動画を短いテキストとともに投稿して、ユーザーに親近感を与えることに成功しています。 担当者がスマホで撮ったらしき動画に「ブルーシールのソフトクリーム食べませんか?????」と短いテキストを付けた2024年10月の投稿には、411の「いいね!」、8件の再投稿、13件の「返信」が付きました。 ┌────────── Threadsで見る └────────── ブルーシールアイスクリームは、もともとInstagram公式アカウントも運用しており、その目的は「新商品やキャンペーンの認知拡大」「ブランドへの好意度向上」そして「人材採用」など、多岐にわたっています。 Instagram公式アカウントがバラエティ豊かなコンテンツの発信基地だとすると、Threads公式アカウントは、Instagramアカウントのフォロワーとコミュニケーションをとりながら親近感や好意度向上を目指す場所として運用できそうです。ただし現在のところ、同社はX公式アカウントこそ「ファンとのコミュニケーションの場」と位置付けているようで、頻繁に投稿するなど力を注いでいるようです。 とはいえ、「生粋のXユーザー」と「(Instagramから来た)Threadsユーザー」は完全には一致しません。後者に対して、今後ブルーシールアイスクリームがどのようにコミュニケーションをとっていくのかも注目したいところです。