レアル指揮官 “エル・クラシコ”へ「フリックはバルサのプレー哲学を変えた」 エンバペの信頼も強調
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がラ・リーガ第11節バルセロナとの“エル・クラシコ”前日会見に出席し、両チームの選手などについて語った。25日スペインメディアの『マルカ』が報じた。 現在7勝3分けの勝ち点「24」で2位のレアル・マドリードは、勝ち点「27」で首位のバルセロナをホームで迎え撃つ。 アンチェロッティ監督は、今季就任したハンジ・フリック監督のもと9勝1敗と好調を維持するバルセロナについて「彼らはプレーについて非常に明確なアイデアを持っており、とても勇敢なチームだ。我々は試合に向けてしっかり準備する必要がある」と警戒。 そのうえで「我々のモチベーションが上がっている。これまでのクラシコ同様、難しく、そして楽しい試合になるだろう」と重要な一戦に前向きな気持ちで臨むことを説明した。 また、アンチェロッティ監督は、記者からフランス代表FWキリアン・エンバペを最高の状態にする方法があるかと問われると「我々は現在の彼のプレーに満足しているが、もっと良くなるだろう。彼にはそうなる資質はあるが、急いでいない」としたうえで、「彼はバルセロナと何度も対戦しており、自分が何をしなければならないかを知っている」と、同選手の現在に満足していると信頼感を示した。 また、バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマル対策について問われると「彼のプレーや姿勢が好きだ。我々は相手のことを考慮する必要はあるが、自分たちがやるべきことにもっと集中する必要がある」と、自分たちのプレーを考える必要性を強調した 一方、アンチェロッティ監督は、ハンジ・フリック監督がバルセロナにもたらした変化について「フリック監督はバルセロナのプレー哲学を変えた。今のバルセロナは異なるプレー方法を見せる。よりダイレクトなサッカーだ。だが、前監督のシャビ氏も彼のスタイルで素晴らしい仕事をし、我々に勝利した。フリック監督とシャビ前監督を比較したくないが、以前と同じように今回もバルセロナを尊敬して試合に臨む」と、現在のバルセロナの特徴について意見を示し、敬意を持ってクラシコに向かうと語った。 なお、ラ・リーガ第11節レアル・マドリードとバルセロナの“エル・クラシコ”は、10月26日の28時(日本時間)キックオフ予定。日本では「U-NEXT(ユーネクスト)」と「DAZN(ダ・ゾーン)」で配信される。
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