エマニュエル駐日大使「地域制圧を狙う中国に対抗し続けなければならない」…近く交代の見通し
【ワシントン=阿部真司】米国のラーム・エマニュエル駐日大使は29日、米紙ワシントン・ポストに寄稿した。約3年間駐日大使を務めたエマニュエル氏は成果として、日米同盟や多国間連携の強化を挙げ、「これからも地域の制圧を狙う中国に対抗し続けなければならない」と強調した。 【写真】蒸気機関車を見学する「乗り鉄」エマニュエル駐日米大使(2022年)
エマニュエル氏はトランプ次期大統領の就任に伴い交代する見通しとなっており、今後も日米同盟を強化する必要性を訴えた。エマニュエル氏は「日本はインド太平洋地域で非常に信頼されるリーダーになった」と評価した。
米英豪3か国による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」を巡り、「インド太平洋地域の安定を強化する」と指摘。日本とカナダ、ニュージーランドが現在、AUKUSと防衛技術の開発に向けて協議していると紹介し、日本の協力に期待を寄せた。