全自動運転タクシー「Waymo」をサンフランシスコで体験してみた
昨年サンフランシスコで解禁されたばかりの全自動運転タクシー、「Waymo」。 サンフランシスコを訪れるにあたって、これは乗ってみたい!とやりたいことリストの1つに入っていました。 全自動運転タクシー「Waymo」をサンフランシスコで体験してみた ちょうど市内で移動する機会も多く、何度か乗車することができたので、今回はWaymoを利用して感じたテクノロジーの進化や、乗ってみた感想をお届けします。
ライドシェアのようにアプリで手軽に呼べる
WaymoはUberのようなライドシェアアプリから気軽に呼ぶことができます。 車を手配するときは、目的地を入力し、乗車地点を指定。「REQUEST CAR」をタップするだけで簡単に手配ができます。 画面には、あと何分でピックアップに来るかと、到着時間の目安も表示されています。 たまたま近くに居ない時や、混み合っている時は10分少々かかるときがありましたが、基本的には5分ほどでスムーズに到着することが多かった印象です。 Waymoが到着し、車に近づくとアプリにドアロック解除のボタンが表示されるため、それをタップして鍵を開けます。 「unlock」をタップしないとドアハンドルが掴めない仕組みになっているので、誤って別の人が車に乗ってしまったり、外からドアを開けられる心配などもありません。 乗車してシートベルトをし、モニターの「START RIDE」ボタンをタップすると運転がスタート。 アプリの使い心地の良さと、乗車までの体験が驚くほどスムーズで、乗る前から思わず感動してしまいました。
自動運転を感じさせない、安心感のある運転
もちろん運転席には誰もおらず、勝手にハンドルが動いて車が進んでいくので、初めての乗車は衝撃的でした。 しかし、運転は機械が行っているようなぎこちなさはまったく感じず、本当に人が運転しているように滑らかです。 さらに驚いたのは、モニターに表示されている、Waymoが認識している障害物の多さ。 周りの車はもちろん、バイクや自転車、歩き乱れる歩行者まで一つ一つを認識し、リアルタイムでしっかりとモニターに写っています。 赤信号の時もモニターに表示が出るので、しっかり認識しているんだな、と安心できるところも良かったです。 サンフランシスコの街は細い道や交通量の多い交差点も多く、普通に運転するのも少し怖いほどに感じましたが、乗っていてヒヤヒヤするような場面にはほとんど遭遇しませんでした。 そればかりか、自転車が側道を走っているときはふんわり膨らんだり、曲がってきた車に道を譲ったりと、機転の効いた運転も難なくでき、人が運転するより安全なのではないかと思うほどでした。