新プロレス団体「GLEAT」誕生 「理想は格闘プロレス、THE UWF」と田村潔司
27日17時にYouTubeで全対戦カードを発表
UWFといっても第一次UWFと第二次UWFでは成り立ちから客層までかなり毛色の異なる別団体だったが、プロレスラーの強さや真剣勝負幻想をウリにしていた点では共通する部分がある。しかしいまは総合格闘技ブームなどを経て、プロレスの見方や楽しみ方も当時とは異なる。田村が歴史にしたい、残したいというUWFは、果たして何を指すのか。 田村自身は「最初は『何をやるんだ』できてもらっていいと思う。ただそこの中で、僕の世界観とNOSAWA選手の世界観とハヤシ選手の世界観、長州力の世界観があると思うので、何を見てもいいと思う。どういう試合で評価していただこうと自由。純プロレスが好き、でも格闘技プロレスも好き、そういう見方でもぜんぜんいい」としているが、それが具体的に興行としてどのような形に表れるのだろうか。さまざまなスタイルが入り乱れて試行錯誤することになるのか、新たなUWFスタイルを模索していくのか。全対戦カードは、27日の17時からYouTubeで発表されるという。 思えばUWFも携わった選手や関係者らによって紆余曲折を経た歴史がある。まずは団体みずからプロローグ-序章-と銘打った10月15日の旗揚げ興行「GLEAT Ver.0」に注目したい。 (文:志和浩司)