新プロレス団体「GLEAT」誕生 「理想は格闘プロレス、THE UWF」と田村潔司
新プロレス団体の旗揚げが話題を呼んでいる。昨年までプロレスリング・ノアの親会社だった広告代理店「リデットエンターテインメント」が20日にオンラインで発表した。団体名は「GLEAT(グレイト)」。UWFで知られる田村潔司がエグゼクティブディレクターを務め、チーフストラテジーオフィサーにNOSAWA論外、チーフテクニカルオフィサーにカズ・ハヤシが参加。さらに長州力がオブザーバーに就任した。また、新入団選手としてWRESTLE-1(3月をもって活動停止)に所属した伊藤貴則と渡辺壮馬の2人が発表され、10月15日に東京・後楽園ホールで旗揚げ興行を開催する。果たしてどんな団体となるのだろうか。
どんな方向性で運営されていくのかは未知数
リデットエンターテインメント代表の鈴木裕之氏によると、昨年同社がノアの親会社をした中で、ノアの中に「強さ」をより強調したいと考えたとき田村が思い浮かび、選手のトレーニングを見るなどアドバイザーとして参画してもらいたいと打診したところから話が始まったという。そしてノアの親会社から撤退後、プロレスに関する経験を積み上げてきた中で集大成的なものを事業化したいと考え、GLEAT創設に至ったようだ。 公式YouTubeチャンネルには「田村潔司の育てたプロレスラーが活躍できるリングを創りたい。運命の導きによって伊藤貴則、渡辺壮馬と出逢い、団体設立へと時計の針が動きだします。田村潔司のUWFへのこだわり、語らなくとも伝わる美しい佇まいと闘いを未来へ繋ぐため、世界のプロレスを知り尽くすNOSAWA論外とカズ・ハヤシ、オブザーバーの長州力と共にプロレスの本道、本物のインパクトを追求いたします。すべては皆様が熱狂と心酔できるリングのために」と、説明がある。これを読む限りは田村のUWFに対するこだわりが中心にあってかなりの部分、方向性を左右しそうにも感じ取れるが、かと言ってUWFを単純に再現したいわけでもなさそうだ。旗揚げすれば実際に観たファンの反響もあるだろうし、いまのところは未知数としか言いようがない。