「センチュリー21」、SBPS、JCB、新日本信用保証が家賃のカード決済に向けて協業
センチュリー21・ジャパン、SBペイメントサービス(SBPS)、ジェーシービー(JCB)、新日本信用保証は12月10日、賃貸物件の家賃のクレジットカード決済に向けた協業を開始した。センチュリー21フランチャイズ加盟店でのクレジットカードによる家賃支払い受付を順次開始する。 昨今、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済の導入がさまざまな業種・業態で進んでいるが、「家賃・管理費」の支払い方法は、口座からの自動引落しが51%、次いで現金が20%、クレジットカードが15%(その他現金以外:13%)※となっており、依然としてクレジットカード決済のシェアは低い状況にある。 この課題をすべく、センチュリー21・ジャパン、SBPS、JCB、新日本信用保証はこのほど、賃貸物件の家賃のクレジットカード決済に向けた協業を開始した。 クレジットカード決済が広まらない代表的な課題として、家賃の保証会社が介在する“賃貸契約ならではの契約構成”が挙げられるとし、家賃の保証会社である新日本信用保証を含んだ協業体制を構築し、家賃保証料と家賃の合算額を入居者のクレジットカードで決済することを可能とした。 これにより、“賃貸契約ならではの契約構成”であってもクレジットカード決済を導入できる準備が整ったとし、センチュリー21フランチャイズ加盟店でのクレジットカードによる家賃支払い受付を順次開始する。SBペイメントサービスはこの競合において決済代行サービスを提供する。 入居希望者は、加盟店への賃貸借契約申し込み時に、新日本信用保証を家賃保証会社として指定。審査の通過後、メールに記載のリンク先からクレジットカード情報を登録すると、入居後に毎月の家賃保証料と家賃の合算額がクレジットカードで決済される。 この取り組みにより入居者は、普段の買い物や公共料金等の支払いで利用中のクレジットカードを家賃の支払いにも利用できる。「JCB」ブランドの他、「Visa」「Mastercard」「American Express」「Diners Club」ブランドのクレジットカードが利用でき、クレジットカード決済によるポイントが貯まる。 海外国籍の方など、連帯保証人の設定が難しい場合でも、新日本信用保証を保証会社に指定のうえ、クレジットカード決済を選択することで、審査を申し込めるというメリットもある。 センチュリー21・ジャパン、SBPS、JCB、新日本信用保証は、このサービスにより、さらなる顧客の利便性向上に取り組んでいく考えを示した。
日本ネット経済新聞