丹下健三設計の横浜美術館も!横浜から湘南、箱根まで夏休みに行きたい超人気エリアのおすすめ美術館・博物館
都心からもアクセスがよく、海、エンタメ、歴史、温泉...なんでもそろう神奈川県はお出かけの目的地として大人気です。 この記事では、文化的な感度の高い人におすすめしたい、横浜をはじめとした人気エリアの美術館や博物館を厳選してご紹介します。 【写真集でもチェック!】丹下健三設計の横浜美術館も!横浜近郊でおすすめ美術館・博物館
1 横浜美術館〈丹下健三〉/横浜市・みなとみらい
1989年に開館した「横浜美術館」は、14,000点(2024年3月現在)を超える所蔵品を擁する大規模な美術館です。 設計を手掛けたのは、日本を代表するモダニズム建築の巨匠・丹下健三。丹下が国内で初めて美術館として設計した建築としても知られています。迫力のあるシンメトリーな外観は、美術館の基本理念である「みる」「つくる」「まなぶ」を表現しており、8階建ての半円柱のタワーを中央に、右端の棟にはアトリエ、左端の棟には美術図書室が配置されています。
2021年から3年の大規模修繕が行われ、2024年の「第8回横浜トリエンナーレ」開催とともにリニューアルオープン。乾久美子建築設計事務所と、グラフィックデザイナーの菊地敦己さんが空間構築とサイン計画を担当し、天窓の修復やエレベーターの増設、什器が一新されるなど、より過ごしやすい美術館となりました。 館内に入った瞬間に広がる「グランドギャラリー」。開放感あふれる最頂部約16メートルの吹き抜けと左右約63メートルに広がる階段状の展示空間です。 「目的を明確にもたないスペースこそが大切」という丹下の言葉のとおり、ここでは鑑賞者が自由に作品を見てまわり、時に休んだり自由に過ごすことができる空間となっています。2025年2月には、「グランドギャラリー」を中心した「じゆうエリア」も完成予定。どのような空間で、どんな過ごし方ができるのか、今から楽しみにしている人も多いのではないでしょうか? 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 ※11月から一部施設オープン、2025年2月に全館オープン予定 ※リニューアル計画は続行中。2025年2月8日の全館始動を目指し、現在は10月31日まで再度休館中です。11月1日からは一部施設がオープンとなります。