全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第10戦富士はスタートでトップに立った小出峻が今季3勝目を飾る
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会は7月20日、静岡県の富士スピードウェイで8時20分から第10戦の決勝レースが行われ、3番手からスタートを決めた小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が今季3勝目をマーク。ランキングトップに浮上した。 【第10戦のスタートシーン】 2日間に渡る専有走行、さらに7月19日に行われた公式予選を経て、7月20日8時20分から迎えた第10戦の決勝レース。スタートでは、フロントロウスタートの中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)ともしっかりとスタートを決めたが、2列目から好ダッシュを決めたのは3番手スタートの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)と荒川麟(B-MAX RACING 324)。1コーナーには小出、荒川の順で入っていく。 これに続いたのは、5番手スタートの古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)。さらに7番手から好ダッシュを決めた荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)と中村のバトルが展開され、これを制した荒尾が4番手に。オープニングラップからグリッドとはまったく異なる順位となっていった。 トップに立った小出は、そのままレースをコントロールすると逃げ切り、今季3勝目をマーク。この優勝で7位フィニッシュとなった野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)を逆転しランキングトップに浮上した。 2位は荒川で、今季3回目の表彰台、そして自己最高位をマーク。3位は古谷で今季初表彰台となった。4位は荒尾、フロントロウスタートの中村は5位、小林は6位でフィニッシュすることになった。 マスタークラスは清水康弘(GNSY 324)が初のポールポジションスタートとなったが、序盤から4台による熾烈なバトルが展開された。序盤はDRAGON(TEAM DRAGON 324)がトップに立つも、6周目には藤原誠(TEAM DRAGON 324)がこれをオーバーテイク。そのまま逃げ切り、藤原がマスタークラス初優勝を飾ることになった。 2位争いはDRAGONと今田信宏(JMS RACING TEAM)の戦いとなり、今田がこれをオーバーテイクしたものの、10周目の13コーナーでスピン。DRAGONが2位、清水が3位となった。 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会 富士スピードウェイ 第10戦決勝結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid/Qualify 1/50//小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/15/3/1’33.244 2/51//荒川麟/B-MAX RACING 324/15/4/1’33.364 3/37//古谷悠河/Deloitte. HTP TOM’S 320/15/5/1’33.406 4/2//荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/15/7/1’33.488 5/35//中村仁/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/15/1/1’33.030 6/38//小林利徠斗/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/15/2/1’33.203 7/36//野中誠太/PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC/15/6/1’33.416 8/1//K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/15/12/1’42.317 9/13/M/藤原誠/TEAM DRAGON 324/15/9/1’35.536 10/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/15/11/1’36.101 11/8/M/清水康弘/GNSY 324/15/8/1’35.151 12/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/15/10/1’35.912 天候:曇り 路面:ドライ ファステストラップ:小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'34.114 (2/15) [オートスポーツweb 2024年07月20日]