「信じて走ったら出してくれて、決められて良かった」

ナイジェリア戦で先制ゴールを決めた浜野。写真：金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部／JMPA代表撮影)

　チームを勢いづける先制弾だ。 　現地７月31日に行なわれたパリ五輪のグループステージ第３戦で、なでしこジャパンはナイジェリアと対戦。３－１で勝利し、８強入りを決めた。 【画像】初戦黒星を乗り越え準々決勝へ！初スタメン・北川ひかるのFK弾含む３得点でナイジェリアを下す！｜パリ五輪GS第３節 日本女子３－１ナイジェリア女子 　均衡を破るゴールが生まれたのは22分。長谷川唯のスルーパスに抜け出した植木理子の折り返しを、浜野まいかが押し込んだ。 「理子さんのところでうまく抜け出して、理子さんがシュートするかなと思ったんですけど、信じて走ったら出してくれて、決められて良かったです」 　自身のゴールをそう振り返る浜野は、「夢の舞台でゴールできるのは本当に嬉しいです」と喜ぶ。 　中２日の連戦が続く。浜野は第２戦のブラジル戦（２－１）も先発し、第１戦のスペイン戦（１－２）は後半のスタートから途中出場と、ここまでの３試合すべてでピッチに立っている。 　疲れがないわけではないはずだが、ナイジェリア戦でも精力的に走り回り、勝利に貢献した。コンディションを訊かれれば「気合いでした」と笑顔を見せる。 　20歳のアタッカーは「お母さんに金メダルをかけたいっていう想いでずっとやっている」と殊勝に語る。自身初の大舞台でも堂々とプレーする浜野にかかる期待は大きい。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部