秋に「教養がある、心豊かな女性」が、目上の方や取引先との会話でしている、季節の話題とは?
日本の「紅葉三大名所」をドライブやハイキングで堪能するなら
国土の3分の2を森林が占める日本では、山や渓谷が紅葉の名所となっていることが多いので、ドライブやハイキングしながら紅葉を眺めるのは定番の楽しみ方といえます。 日本の紅葉三大名所の1つは栃木県「日光」です。「いろは坂」や関東随一の紅葉スポットである「中禅寺湖」、紅葉と滝を楽しめる「竜頭の滝」などがあります。 名所2つ目は、大分県の「耶馬渓」。日本の新三景であり、日本遺産、日本三大奇景に選定されており、唯一無二の景色です。広大な敷地の中には断崖、岩窟、渓流と奇石が創り出す色鮮やかさは圧巻です。 3つ目は京都の「嵐山」ですが、以下にスポットをご紹介します。 ★神社仏閣と紅葉が調和した空間で情緒を感じる 数あるモミジの名所の中でも、特に美しい紅葉が観られる名所の3つ目は歴史建造物と紅葉が調和した、京都の「嵐山」です。日本庭園と色づいた山々に日本ならではの風情を感じるでしょう。また、「天龍寺」「竜安寺」「大覚寺」「清凉寺」「宇治上神社」は人気のスポットとなっています。 ★和歌でも詠まれる圧巻の紅葉 『古今和歌集』にも詠まれ、平安時代初期から「紅葉の永観堂」と知られる京都市にある「永観堂」は、お堂や回廊の目の前に迫ってくるような鮮やかな景色には感動されるでしょう。 日本のお寺や神社の境内には「落葉広葉樹」が植えられていることが多く、秋には紅葉と歴史的建造物が調和した風景を楽しめます。荘厳な雰囲気の中を散策しながら紅葉を眺めれば、日本ならではの情緒を感じられるでしょう。 ★露天風呂に入りながら紅葉を楽しむ 温泉に入りながら紅葉を楽しむ、といった贅沢な楽しみ方も日本ならではです。紅葉に染まる山や渓谷を眺めながら、露天風呂に浸かれる温泉旅館もあります。「日本三大紅葉の名所」であれば、日光の鬼怒川温泉郷もその一つです。共同の浴場だけでなく、部屋に露天風呂が付いている場合もあり、一人で露天風呂にゆっくり浸かりながら紅葉を眺める、といった贅沢な楽しみ方もいいですね。 ★アクティビティと合わせて紅葉を楽しむ 歌枕でもある紅葉の名所、京都の「大堰川」。桂川の渡月橋の近くに堰が設けられています。川の流れが穏やかなので、平安貴族たちは嵐山の景色を眺めながら船遊びをしたそうです。 また、美しい紅葉が楽しめる渓谷や湖ではカヤックやカヌーなどもあり、水上から眺める紅葉は地上から眺める紅葉とは違った趣があります。 ▶この記事の続き【後編】では、紅葉狩りにいくつき、TPOに合わせた服装って? その季節ならではのあいさつ文で、「季節の移ろいを大切にする教養ある女性」と思われる1文は?…について、お届けします。
エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美