【NFL】シーホークス時代以来最高のプレーでベンガルズを圧倒したスティーラーズQBウィルソン
現地1日(日)、クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンはピッツバーグ・スティーラーズが44対38で地区ライバルのシンシナティ・ベンガルズを下した試合でかつての輝きを取り戻した。
ウィルソンは試合を通して落ち着いており、精彩を欠いていたベンガルズ守備陣を相手に、パス38回中29回を成功させて414ヤード、タッチダウン3回に対してインターセプト1回、パサーレーティング126.4をマークした。
『Associated Press(AP通信)』によると、ウィルソンは「楽しかった。とにかく素晴らしい時間を過ごした。重要な対戦だってことは分かっていたし、激闘になることも分かっていた」と語ったという。
今回の試合はウィルソンにとって少なくともここ数年で最高の試合となった。間違いなく、シアトル・シーホークスを離れてから最も優れたパフォーマンスだったと言え、36歳のウィルソンは依然として強力なオフェンスを指揮できることを示している。414パスヤードは、2017年シーズン第8週に行われたシーホークス対ヒューストン・テキサンズ戦で記録した452ヤードに次いで、キャリアで2番目に多い数字だ。
ベンガルズ戦はウィルソンにとって400パスヤードを突破したキャリアで3回目の試合となったが、アウェーでそれを成し遂げたのは今回が初めてだった。試合序盤にワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズが滑ったと判定されたプレーでピックシックスを喫したにもかかわらず、ウィルソンは前半だけで257パスヤードを記録。これは試合の前半に獲得したヤード数としてキャリア最高の数字だ。
スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは「うちのグループはその状況に笑顔で立ち向かっていたと思う。特にウィルソンはね」と振り返っている。
「彼がAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のフットボールを経験するのは初めてだが、今日はうまく適応していたと思う。彼は今日のパフォーマンスで、このシリーズの歴史に名を刻んだ」