参院選を前に論戦 「ネット党首討論」開催(全文5)公約かどうかを聞いている
国民・玉木代表「権限、任務が広がるかどうかは分からないという理解で良いか」
玉木:さっき総理の発言、非常に私、重要な発言だったので確認したいんですが、総理がおっしゃった自衛隊明記案と、そのあと出てきた自民党の条文イメージ案は同じではないわけですね。つまり総理は私の質問に対して、総理のおっしゃった自衛隊明記案だと権限や任務は変わらないってことは答弁いただいてます。ただ、自民党の条文イメージ案については必ずしも、それは権限、任務が広がるかどうかは分からないという理解でよろしいんですね。 夏野:安倍さん。
自民・安倍総裁「私が言ったこととまったく同じとは言い切れない」
安倍:繰り返しになりますが私が申し上げたのは、いわば自衛隊を明記するということで1項、2項は残すということを申し上げたわけであります。そして1項、2項を残した上で自由民主党において議論した結果、憲法の9条の改正案のイメージが出てきたわけであります。その解釈、これ厳密な解釈をしなければいけませんから、そこについて今、私は、これは私が言ったこととまったく同じだということは言い切ることができませんが、しかし、まさにこれから審査会で議論していただきたい。 馬場:時間です。 夏野:では志位さん、お願いします。
共産・志位委員長「自民党が取りまとめた4項目は公約か」
志位:ごく簡単に聞きますが、自民党が取りまとめた条文案の4項目、公約に出てますよね、自民党の。ですからこの4項目で進めるというのが自民党の公約ですか。公約なのか違うのか。 夏野:安倍さん。
自民・安倍首相「そのまま国民投票に問う条文になるとは思っていない」
安倍:衆議院、参議院で3分の2の多数を得なければ発議できません。そしてその上で国民投票になります。私たちは私たちの案がそのまま国民投票に問う条文になるとは、実はこれ思ってないんです。私たちが考えている条文の案を、イメージをお示しをした中において、さまざまなご思案、ご議論をいただきながら、最終的に国民投票に付す案を考えたい、そう思っています。その意味で私たちは正々堂々とお示しをしているということであります。 夏野:ありがとうございます。では志位さん。 志位:要するに公約ってことですね。 夏野:志位さん、もう一度ご発言。