休業要請を全面解除 大阪・吉村知事が会見(全文2)第2波でも同じ措置必要か
大阪府の吉村洋文知事は28日、府の新型コロナウイルス対策本部会議終了後、記者会見を行った。 【動画】大阪府の吉村知事が会見 「休業要請」6月から全面解除 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府の吉村知事が会見 「休業要請」6月から全面解除(2020年5月28日)」に対応しております。 ◇ ◇
国の方針に合わせて6月1日から
吉村:兵庫と京都については、大阪府と国でそういう話を当然してまとめていってますので、6月1日でいこうと。これはできるだけ足並みをそろえようというのがもともと京都と兵庫と大阪の基本的な考え方ですから、そこは別にお互い何も異存がないところですし、特に僕がこの日をめぐって両知事と直接お話ししたということはないです。その必要も特になかったと。どちらかといえば国との関係というふうにご理解してもらったらいいと思います。 日付の部分と、こういったライブハウスとかクラスターが発生した接客を伴うお店の休業要請をそもそも認めるかどうか、休業要請の解除を認めるかどうか。僕はもう基本的に認める、対策を取って認める立場ですし、国の基本的な基本方針はどちらかというと6月中下旬以降というようになってたと思いますが、またちょっとそこは解釈で読み込めるところも、ずっとやり合ってましたんで、読み取れるところもありますけど、その中で国との協議も、大阪の意向も国にも尊重してもらったと、そういうことです。日付について、こちらとして2日間ですけども、6月1日から。これはもう全国的にそういう方向だということなんで、われわれとして国の方針に合わせたと、そういうことです。 司会:次のご質問をお願いいたします。
全面解除になったことへの思いを
毎日新聞:すいません、毎日新聞の芝村です。4月に92人という感染者が出て、大阪でも大変な時期があったかと思うんですが、こうやって全面解除になったことについて知事の思いをお聞かせください。 吉村:4月の特に上旬は非常に感染者の数も右肩上がりで多い時期もありました。ただ、緊急事態宣言期間中、多くの府民の皆さん、事業者の皆さんがなんとかこの感染症を抑えようということで、営業の自粛も含めて、外出の自粛も含めて、本当に多大なご協力をいただいた、その結果がまさにこの感染を抑えることができたことにつながっているというふうに思います。 そこに、僕らも忘れちゃいけないのは、やはり多くの犠牲が伴っているということが常に僕の頭にありましたから、5月の上旬に、これ、延長というのが決まったときに、大阪で出口戦略を作っていこうという判断をしたわけです。方向性としては、やはりそこの抑え込むことができたっていうのは、多くの犠牲とある意味、引き換えに、府民の皆さん、事業者の皆さんに協力をいただいた、その結果だと思っていますので感謝をしています。 毎日新聞:第2波、第3波に備えて同じようなことは考えていないっていうような発言も先日あったと思うんですが、今後の休業要請の考え方についてあらためてお願いします。 吉村:振り返れば、緊急事態宣言が出されて、それで先ほど申し上げたとおり、多くの皆さんにご協力をいただきました。これは第2波、第3波が来る可能性は当然、未知のウイルスですからあり得ます。そのときにどういったことをしなければならないのかということは、一度、僕は総括しなければいけない、緊急事態宣言中のことも含めて総括しなければならないと思っています。同じようなことを、やはりこれは何度も、僕はできないと思ってますし、同じようなことをすることがそもそも必要なのかということも、やっぱりこれは振り返って検討、検証しなければならないと思ってます。ここは僕はぜひ専門家の中でも議論を戦わせてもらいたいなと思ってるところでもあります。