「余分なものを削いでいく」岡山天音が語る「声で、言葉で伝える」ということ
誰かに何かを伝えるときは、すごく考える
――コミュニケーションの方法は多岐に渡りますが、「声にして、言葉で伝えること」は得意ですか? また、自分の意見や胸の内を誰かに届けるときに意識していることはありますか? 「人との対話は好きですね。でも、相手との関係値、段階にもよるので一概には言えないですけれど、言葉が好きなのでコミュニケーションは僕にとって興味深いもののひとつです。 誰かに何かを伝えるときは、めちゃくちゃ考えるほうです。言葉にする前に、これは伝えたほうがいいことなのか、それともただ自分が言いたいだけなのか?基本的にはすごく精査してから言葉にしているかもしれません。 初対面の方と話すのは好きだし楽しいけれど、仕事の現場などで自分の解釈を伝えるときは、冷や汗をかきながら話すこともあります。ただ、伝えるべきことだと思ったら絶対に伝えます。 ときにはコミュニケーションをとるのがしんどいときもありますが、しんどいときこそ自分のレベルを上げるタイミングなんだと受け止めるようにしているんです。何事も進化のためのきっかけにしていく。人生ドラクエをやっているみたいな感覚です(笑)」 ジャケット¥83600(イオリ シゲタカ/ループトーキョー http://rooptokyo.com/) トップス¥44990(ヴィンテージ/タナゴコロータス 078-381-7083) ボトム¥77000(SUBLATIONS sublations.cs@one-five.jp) 撮影/廣江雅美 スタイリスト/岡村春輝 ヘアメイク/森下奈央子 取材・文/長嶺葉月
FRaU編集部