飛行機の「座席指定」をするときは埋まっていたのに実際に搭乗するとガラガラ…どんなカラクリ?
飛行機の座席指定をする際にすでに埋まっている席が多く、いい席が取れなかったにもかかわらず「実際に搭乗してみたら席がたくさん空いていた」という経験をお持ちの人もいるかもしれません。 「空いているのになぜ指定できないのか?」と疑問に思う人もいるはずですが、このような事態が起こることには、航空会社による座席指定の仕組みが関係しています。 本記事では、国内線の飛行機で座席指定できるタイミングや、いい席を確保するためのコツも含めて詳しくご紹介します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
飛行機はいつから座席指定できるのか?
飛行機の座席指定が有料か無料かは、航空会社によって異なります。 例として、全日本空輸株式会社(ANA)では、「非常口に隣接する足元の広い座席は5500円、「それ以外の窓側、通路側の席だと2500円」などと定めているように、座席によって有料で指定できるようになっているケースもあるようです。なお、上記金額は「日本発着、ヨーロッパ-・北米(ハワイ除く)・オセアニア路線での座席指定の場合」でした。路線によって金額は異なるようなので注意が必要です。 他にも、日本航空株式会社(JAL)では、国内線のチケットを予約するのと同時に座席指定が可能となっています。なお、座席指定は出発時刻の20分前まで利用できるようなので、航空会社によっては、搭乗当日に空港の自動チェックイン機、またはカウンターで済ませることも可能でしょう。
座席指定の仕組みとは?
座席指定の時点で「空席が少ない」と感じたとき、本当にそのすべての席が埋まっているとは限らず、限られた座席のみが一般に開放されている場合もあるようです。当日予約用や団体ツアー用として確保されており、一般用には開放されていない席もあるのでしょう。 そのため、座席指定の段階では空席が少ないように見えても、実際に搭乗すると「席がガラガラ」ということが起こり得ると考えられます。 さらに、運賃の種類によって事前に座席指定できる範囲が異なる場合もあるようです。