算数で習得できる力は、社会にでても役に立つ。中学受験塾 SAPIXが教える、図形問題に必要なこと。ひらめきで分かるのは、難関中学合格者でも1%もいない
◆「基本の図形」を見つける 一方で、図形に苦手意識を持っている子ほど、図形の全体をながめて解こうとします。 そして、「一体どうしたらいいかわからない!」と心が折れてしまうのです。 どんなに複雑そうに見える図形でも、あるいは立体図形であったとしても、基本パターンは絶対に隠れています。 図形問題ができる子は、問題に向き合う経験を重ねていくことで、「このあたりに基本の図形が隠れていそうだな」と勘どころを持って解いているだけなのです。
◆算数で身につく力 少し話が逸れますが、仕事でトラブルがあった際、その問題を分解して、「まずはこれをやって、次はこれをこうして……」と、着手すべき優先順位を決め、解決に向けて思考をめぐらせますよね。 算数の図形問題も同じです。問題を解くことで、条件を分解して整理する力を養っているのです。 大人になって、算数や数学の問題そのものを解く場面は少ないかもしれません。しかし、論理立てて考える、今までの知識をベースにして解決策を考える、といった算数で習得できる力は、社会にでても役立つのです。 Check! ・図形問題は、自分の知っている図形を見つけだして解く ・算数を解くための思考力は、社会にでてからも役立つ ※本稿は、『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
佐藤智
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