カナダが開催国フランスとの親善試合を制す…アレクサンダー、ウェンバンヤマが多彩なプレーを披露
7月20日(現地時間19日)、「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」に出場する男子カナダ代表(FIBAランキング7位)と開催国のフランス(同9位)が親善試合を行い、85-73でカナダが勝利を収めた。 【動画】カナダvsフランスの親善試合ハイライト! アウェーのなか戦いに臨んだカナダは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーやディロン・ブルックス、RJ・バレットらが先発出場。対するフランスはビクター・ウェンバンヤマ、ルディ・ゴベア、エバン・フォーニエらがスターターに名を連ねた。 カナダはアレクサンダーやブルックスらがテンポ良く得点を挙げ、第1クォーターの中盤には10点近いリードを獲得。対するフランスはガーション・ヤブセレのペイントアタックや3ポイントシュートで盛り返し、終盤にかけて点差を縮めていく。クォーターの終了間際、ケリー・オリニクが華麗なジャンパーを沈め、25-19とカナダがリードを6点に伸ばして最初の10分間を終えた。 続く第2クォーター、フランスはコートに戻ったウェンバンヤマがアシストや得点で見せ場を作り、残り3分40秒には3ポイントを決めつつバスケットカウントを獲得。しかし、流れの傾きかけたところでカナダはバレットが3点弾をお見舞いし、アレクサンダーもスティールを決めて主導権を譲らず。44-40とカナダがリードを保ったままハーフタイムに突入した。 第3クォーターでは互いに好守備を見せつけるプレーが連続し、カナダがゴール下でシュートを叩き落とすと、フランスは昨年NBA入りを果たしたビラル・クリバリーが3ポイントをブロック。互角の展開が続くなか、カナダはオリニクやアンドリュー・ネムハードが一瞬の隙を突いてゴールを奪い、64-58とカナダの6点リードで最後のクォーターへ。 迎えた第4クォーター、得点にブレーキがかかったフランスとは対照的に、カナダがテンポ良く得点を重ねてリードを2ケタに。ゴベアのペイントアタックやヤブセレの3点弾で猛追を図るフランスだったが、要所でバレットに長距離砲を返されゲームセット。85-73の12点差でカナダが勝利を収めた。 盤石な戦いぶりで白星をつかんだカナダは、エースのアレクサンダーが23得点5リバウンド5アシスト2スティールと多彩な活躍を披露。バレット(FG成功数8本中4本)、オリニク(同7本中6本)、ネムハード(同8本中5本)と他のメンバーも高確率にシュートを沈め、大会に向けて弾みのつく勝利となった。 一方のフランスはヤブセレが4本の3ポイントを含む19得点でチームハイ。ゴベアは12得点6リバウンド、ウェンバンヤマは10得点7リバウンド4アシスト2スティールを挙げ、ビッグマン同士の連携から得点シーンを生み出した。 ■試合結果 カナダ 85-73 フランス カナダ|25|19|20|21|=85 フランス|19|21|18|15|=73
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