ESPNが選ぶ25歳以下のNBAプレーヤーランキング…1位に輝いた選手は?
世代交代の波を感じる昨今のNBA。ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)やシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)など、MVPの議論に上がる中堅世代はすでにリーグの顔となりつつあるが、さらにその下の世代にも先輩プレーヤーに負けじと劣らないスター性を秘めた若手が控えている。 『ESPN』は2024-25シーズンの序盤戦を踏まえて、25歳以下のプレーヤーランキングを発表。テイタムやルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が抜けた今、ポテンシャルも考慮した今シーズンの格付けはどのようになったのだろうか。
■1位:ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)
2024-25シーズン:24.0得点10.2リバウンド3.6アシスト 数多の才能を抑えて堂々のトップに選出されたのは、エイリアンの異名を持つスパーズの巨塔だった。 逸材の冠詞を携えてフランスから鳴り物入りでテキサス州に舞い降りたウェンバンヤマは、その期待に恥じない活躍を継続している。ペイントエリアでの存在感は他の追随を許さず、ブロックではリーグトップの平均3.53本を記録。 また、最近はスコアラーとしての才能も開花しつつある。直近5試合は2度の30得点オーバーを含む平均28.2得点をマーク。11月14日(現地時間13日)のワシントン・ウィザーズ戦では50得点と爆発し、真価を示した。 その期待値の高さから当然のようにトップスターたちと同列で扱われているウェンバンヤマだが、若干20歳の選手がこのような数字を残していることは大変な評価に値し、今後のさらなる伸び代も加味すれば、この結果に異論を唱える者は少ないはずだ。
■2位:アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブス)
2024-25シーズン:26.7得点5.5リバウンド3.7アシスト エドワーズのスター性について、今更議論する余地は残されていないだろう。恐れ知らずの人間性とハートの強さ、そしてアリーナ全体を震撼させるエナジーはすでにリーグでもトップクラスだ。 昨シーズンは憧れのケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)やニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)らを薙ぎ倒して、ティンバーウルブスをイースタン・カンファレンス・ファイナルまで導いた。 今シーズンはアウトサイドの精度が飛躍的に向上し、これまで3ポイント成功率42.3パーセントを記録。また、レギュラーシーズンの出場試合数で70試合を下回ったことのないタフネスや、ペリメーターディフェンダーとしてクオリティも評価の対象。その姿勢からも数年後にリーグの看板を担う気概は十分だ。