疲れがとれないのはビタミンDが足りないから!ビタミンD不足の兆候と対策
寝ても寝ても疲れがとれない。そんな毎日が続いていない? 「疲れているのは忙しいせい」なんてあっさり片付けてしまいがちだけれど、疲労を招いている一つの原因として「ビタミンD不足」も考えられるかもしれない。 【写真】健康な体作りに不可欠! ビタミンDが豊富な18の食材を栄養士が指南 そもそもどれだけ体がこのビタミンを必要としているか、そしてどの食材から摂取できるかをイギリス版ウィメンズヘルスをもとにおさらいしておこう。 イギリスの製薬会社、Healthspanを代表する栄養士のロブ・ホブソンによると、ビタミンDを食事から摂るのも不可能ではないけれど、現実的には必要摂取量の2割が摂れてればいい方なのだとか。足りない分はお日さまから、もしくはサプリメントからの摂取がおすすめ。 他のビタミンとは違い、ビタミンDは体内でホルモンに似た働きをするため、不足すると体内組織の至るところで不調を招いてしまうそう。例えば疲労が抜けなかったり、うつっぽい気分になったりするのもビタミンD不足の可能性が。現に科学者たちは、ビタミンD不足をメンタルヘルスとひもづけている。さらに日照時間が短くなりビタミンDが不足しがちなせいで気持ちが落ち込む、季節性うつとも言われる「季節性情動障害(SAD)」は、男性よりも女性の方がなりやすいのだとか。 抜け毛、腰痛、筋肉痛もビタミンD不足の症状。どうすればビタミンD不足を防ぎ、元気な自分でいられるの?
ビタミンD不足のチェックリスト
▼風邪をひくのは忙しさのせいだと思っている 風邪やインフルエンザでいつも体調を崩しているのは、ビタミンD不足の可能性も。免疫システムを強化させるためには、感染症などを退治してくれる役割を持つビタミンDが欠かせないみたい。 イギリスの医学会ジャーナルに掲載された研究によると、ビタミンD不足が呼吸器感染症を招いている可能性も結果として出ているそう。不調の原因は忙しさのせいだけではないかも、と心にとめておいて。 ▼とにかく疲れが取れない 慢性疲労が続いていても年中慌ただしく働いていると、何が疲れの原因かなんて考える余裕もない。 イギリスにあるニューカッスル大学の研究結果によると、ビタミンDが不足するとエネルギーも不足することが分かっているそう。 ▼思うように体が動かない ビタミンDの血中濃度が足りていないと、時として「骨が痛む」という症状が出てくることも。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進してくれるので、不足していると「体が思うように動いてくれない」と感じる可能性も。 ▼筋肉痛がなかなか治らない 筋肉痛が何日たっても治らない……この原因の一つとしてあるのがビタミンD不足。ある研究によると慢性的な筋肉痛に悩む人のうち71%にビタミンDの不足が判明している。