疲れがとれないのはビタミンDが足りないから!ビタミンD不足の兆候と対策
骨や筋肉を丈夫に保つにも、ハッピーでいるためにも欠かせないビタミンD
ビタミンDは、骨や歯を作るのに必要とされるカルシウムとリンの吸収を手助けし、筋力を強化してくれるのが主な働き。イギリスのバーミンガム大学の研究によると、ビタミンDの摂取量が高い人は、筋肉が丈夫で健康だったそう。さらに余計な体脂肪をため込むことも少なかったとか。 さらに、ビタミンDは免疫システムを強化し、細菌性膣炎など再発の可能性がある感染症をケアするのにも重要な役割を果たしている。不足すると、うつ病や二型糖尿病などの症状を招く可能性が3割ほど増すとも言われている。 また喘息や、脳や脊髄などに病巣ができて、さまざまな症状の再発と回復を繰り返す多発性硬化症(MS)、乳がんなどのより深刻な病気のケアにも使われているそう。
きのこは太陽に当てると、ビタミンD含有量が増加する⁉︎
「ビタミンDは“サンシャインビタミン”とも呼ばれているほどなので、太陽の光を浴びてビタミンDを体内で作るのがベスト。ビタミンDは、皮膚の下にある皮下脂肪で生成されますが、ホルモンと同じように自力で生成することができないので、食事などからの摂取も必要です」とホブソン。 そこで知っておきたいのが、ビタミンDを含む食材。非常に限られてはいるけれど、脂ののった魚や卵、ビタミンDが強化されたシリアルやきのこなどは日常的に摂取しやすいはず。 ホブソンによると、ある裏技を使うと含有量が増やせるのだとか。「きのこに限っては太陽が当たるところに置いておくとビタミンDの含有量を増やすことができます。紫外線が当たるだけで強化されるのです。ペンシルバニア州立大学の研究では、ホワイトマッシュルームを紫外線に当てておいたところ、もともとゼロだったマッシュルームのビタミンDが一日の摂取量に対して824%増加していたそうです」
ビタミンDを豊富に含む食材リスト
推奨されている1日の摂取量は、10マイクログラム。これを念頭に置いた上でビタミンDを含む下記の食材をチェックしてみて。 ・ニシン (140グラム) - ビタミンD含有量: 26マイクログラム ・イワシ (140グラム) - ビタミンD含有量: 15.4マイクログラム ・マス (140グラム) - ビタミンD含有量: 14.8マイクログラム ・イワシのトマト煮缶 (1缶) - ビタミンD含有量: 14マイクログラム ・ニシンの干物 (140グラム) - ビタミンD含有量: 11.2マイクログラム ・マグロ (140グラム) - ビタミンD含有量: 10.8マイクログラム ・サーモン (140グラム) - ビタミンD含有量: 8.4マイクログラム ・ツナ缶 (1/2缶) - ビタミンD含有量: 8マイクログラム ・きのこ (100グラム) - ビタミンD含有量: 5マイクログラム ・ゆで卵 (2個) - ビタミンD含有量: 1.8マイクログラム