【密着】半年間で-20㎏!健康かつ効率的なダイエットのポイントとは
chapter03 半年間で確実に痩せる食事とは
運動と同じくらい大切なのが、食事の管理です。 南壽さんに現在の食生活について聞いてみました。 編集部: 現在はどんな食事をしていますか? 南壽さん: 仕事柄どうしても昼の外食や夜の飲み会が多くなってしまいます。そうでない時は自炊するようにしているのですが、毎日作るのは難しいですね。時間のある時に作りだめして、少しずつ食べるようにしています。 では、実際の食事を見てみましょう。 ■南壽さんの食事内容 朝: タルタルフィッシュサンド 昼: スパイスカレー(大盛り) 間食: みたらし団子 夕食: 豆腐・ナムル(もやし・ほうれんそう・ぜんまい)、納豆、キムチ、卵 河原さん: 3食きちんと食べているのは良いですね。朝と昼で脂質オーバーになっていますが、夜で調整しているのがわかります。 編集部: それぞれの食事についてコメントをお願いします。 河原さん: 朝はサンドイッチだと脂質と塩分が多くなってしまうので、やはりご飯が良いですね。やむを得ずサンドウィッチにするときは、トマトやレタスなど野菜が入っていると咀嚼回数が増えるのでおすすめです。カットフルーツなども入れていただけたら、さらに健康的ですね。 お昼にスパイスカレーを選んでいますが、スパイスで体温と代謝を上げる助けをしてくれるでしょう。ちなみに日本風カレーは脂質が高く、じゃがいもなども入っているので糖質も高い傾向になります。ただ、外食するなら小鉢多めの和定食も積極的に選んでくださいね。 間食の和菓子は脂質が低く良さそうですが、空腹時に甘いものをがっつり入れると血糖値が急激に上がるので注意です。 夜ご飯のメニューはかなり意識されていますね。脂質を調整しているのがわかります。 編集部: 半年後に、健康的にマイナス20kgを達成するためのアドバイスをお願いします。 河原さん: 食事は極端に減らさず、きちんと食べるようにしてください。 特に朝を大事にしていただきたいです。朝にビタミンやミネラル、食物繊維をとると、その日1日の血糖値が安定して食欲をコントロールしやすくなります。 食物繊維は雑穀ご飯や蕎麦、全粒粉のパスタなどに多く含まれています。蕎麦はたんぱく質も取れるのでおすすめです。あとは野菜全般、豆類、根菜類、フルーツも積極的に摂れると良いですね。トレーニングするとたんぱく質を積極的に摂るようになると思いますが、たんぱく質が多いと腸内環境が悪くなりやすいので、腸内環境を整える食物繊維は意識して摂っていただきたいです。 編集部: 笹森さん、シーズン1よりもさらに南壽さんに心掛けてほしいことは何ですか? 笹森さん: たんぱく質については、河原さんが解説した通りです。積極的にたんぱく質を摂っていただきたいですが、腸内環境が乱れないようコントロールしていく必要がありますね。 もうひとつは血糖値のコントロールです。ダイエット中にありがちな誤解として、急に血糖値が上がって急激に下がると、空腹になったように感じることがあります。しかしそれはまやかしで、実際に胃が空っぽになっているわけではないので、しばらくすると空腹感は落ち着きます。そこで「胃が空っぽになった」と思って食べないこと、そして、血糖値が急激に上がって急降下する状況を作らないことが大切です。腸内環境のコントロールと血糖値のコントロール、この2つがダイエット成功のポイントですね。