難しい単語も一発検索! Googleドキュメントの「正規表現」を使った検索と置換の便利技 【今日のワークハック】
ウェブのリンクを整理する
URLには、必要のないトラッキング用パラメータがついていて、アドレスがやたらと長いことがよくあります。 こうした余分なパラメータのせいで、URLが必要以上に長いのは嫌なものです。 正規表現を使えば、クエスチョンマーク以降のすべての文字を削除して、URLをすっきり整理することができます。クエスチョンマークは、トラッキングパラメータのはじまりの文字であるのが普通です。 \?(.+) 文字列は、クエスチョンマークで始まります。ドット(.)は、すべての文字が当てはまります。 プラス(+)は、直前の要素(ここでは「すべての文字」)を1回以上繰り返すという意味です。 この正規表現を使えば、URLの不要なパラメータがうまく強調されますが、1つだけ、ちょっとした問題があります。 文を区切るために、本来の意味でクエスチョンマークが使われていると、その箇所も対象となってしまうのです。 これを避けるために、正規表現を少し調整しましょう。 \?(?!\s)(.+) この正規表現では、?!は「否定先読み」で、クエスチョンマークのすぐあとの文字が空白(\s)ではないことを意味しています。これで、本来の意味で使われているクエスチョンマークが排除されます。 置換する値を入れずに実行すれば、URLの不要な箇所を、安全に削除することができます。URLがすっきりしたので、表もかなり見やすくなりました。 注意事項: 整理したあとのURLが、前と同じように有効かどうかを必ず確認しましょう。 正規表現を用いてGoogleドキュメントの作業を効率化する方法は数えきれないほどあり、ここでご紹介したのは、ほんの一部です。 正規表現と聞くと、はじめはしり込みしてしまうかもしれませんが、コツをつかめば簡単です。試してみると、どれだけ時間と労力が節約できるかが、すぐにわかると思います。 今日のワークハック記事をもっと読む 連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。 Original Article: This Hidden Google Docs Feature Makes Find & Replace Much More Powerful by MakeUseOf
浅野美抄子(ガリレオ)